1995 Fiscal Year Annual Research Report
塵芥焼却炉環境を模擬した溶融塩・ガス複合高温腐食に関する研究
Project/Area Number |
06453086
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
成田 敏夫 北海道大学, 工学部, 教授 (60001252)
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Keywords | 塵芥 / 高温腐食 / 硫化腐食 / 塩化腐食 / ボイラー / ホットコロ-ジョン / 塩化鉄 / 局部腐食 |
Research Abstract |
塵芥焼却炉に見られる腐食形態の文献を調査した。その結果をもとに、各種金属(Fe,Ni,Mo,Ta)の塩化物(FeCl_2)雰囲気における腐食挙動を調査した。 塩化物が液体となる500℃以上では、いずれの金属も大きな腐食速度を示し、従来から言われているホットコロ-ジョンの考え方で説明される。 一方、固体状態である300℃においても腐食は進行し、その腐食量は金属種に依存して変化する。すなわち、Feは大きな腐食速度を示すのに対して、Moは小さいことが明らかとなった。腐食は、金属と塩化物が接触した位置において進行するが、その他に、気相を介しても腐食が発生することが見いだされた。現在、この気相を介しての腐食発生の機構について、検討している。 塩化物環境における、塩化物のガス、塩素と塩化水素ガス、その他、酸素、硫黄などの影響について調査するために、各種ガス導入装置の改良を行っている。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] T.Narita and T.Yoshioka: "Sulfidation Properties of Ti-Al intermetallic compounds in H_2S-H_2 atmospheres" Trans.Mat.Res.Soc.Jpn. 14A. 233-238 (1994)
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[Publications] 成田敏夫,野口 学: "低硫黄分圧におけるFe-Cr合金の硫化挙動" 日本金属学会誌. 第60巻. 198-204 (1996)