1994 Fiscal Year Annual Research Report
揮発性有機化合物(VOC)処理のバイオテクノロジー
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06454035
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| Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
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Principal Investigator |
正田 誠 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70023489)
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| Keywords | 揮発性有機物 / 生物脱臭 / ピ-ト |
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| Research Abstract |
(1):揮発性有機化合物(VOC)の連続モニターシステムの開発を行った。低濃度VOC、特に処理後の濃度の感度、測定限界、混合ガス系の安定性など今後の研究の基礎となる項目の検討を行い、ガスクロマトグラフにより分析系を検討したがGC-MSによる方法が最適であることが明らかになった。
(2):トルエン、キシレン、スチレン分解菌を種々の探索源から分離した。各化合物について数10種類の候補菌株を選抜し、それぞれの分解速度、増殖速度を測定し、今後の研究に利用可能な菌株として、従属栄養細菌それぞれ数株を選抜し、現在同定を実施している。
この3化合物の中で、スチレン分解菌の種類は限られ、また分解速度も他の2種類に比較して遅いことが判明した。これらの分解菌の分解スペクトルはトルエン、キシレンは共通するスペクトルを示したが、スチレンはほとんど共通性が無く、分解機構に違いがあることを示唆している。
(3)これらの菌を担持する担体についての検討を行い、ピ-トが最も安定した担体であることが判明した。
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