1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06454105
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
小池 正之 筑波大学, 農林工学系, 教授 (60032306)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀧川 具弘 筑波大学, 農林工学系, 助教授 (00236382)
小中 俊雄 筑波大学, 農林工学系, 教授 (60024569)
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Keywords | 計算力学 / トラクタ / トラクタフレーム / 最適設計 / 複合材料 / 軽量化設計 |
Research Abstract |
平成7年度において判明した知見は,次の通りである。 1.前年度に引き続き,複合材料に適用した最適設計手法が,トラクタフレームの軽量化にとってどの程度有効であるかという視点から,モデルフレームを対象として試算を行った。その結果,単純形状モデルであれば60%以上,プロトタイプであれば35〜40%程度の軽量化率が,比強度を損なうことなく達成できることが確認できた。 2.供試複合材料は繊維強化プラスチックス(FRP)とし,それを主要な構成部材としたフレーム模型を作成した。この模型を対象として,強度計算を行い,実験結果との対比を行い,解析手法の実用可能性について検討している。 3.当初目標としていた30%の軽量化とFRPの採用による低コスト化は,技術的な問題を伴うことなく達成できる見込みがついた。この点については,平成8年度においても再吟味する。 4.琉球大学,九州大学,京都大学で実施した,最適設計手法から導出される形状の妥当性とその実用性についての討議は,研究成果の客観的な評価による一層の洗練さの追求という意味で効果的であった。 5.平成6年度に購入したセンサインタフェースボードのデータ処理能力は優れており,良質のデータに基づく信頼性の高い解析が実行できた。 6.供試材料の再資源化特性については,継続して検討する。
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Research Products
(1 results)