1994 Fiscal Year Annual Research Report
メタン発酵リアクターの菌体濃度測定法の確立と分解速度の高効率化
| Project/Area Number |
06454107
|
|---|
| Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
|
| Research Institution | University of Tsukuba |
|---|
Principal Investigator |
前川 孝昭 筑波大学, 農林工学系, 教授 (40015665)
|
|---|
| Keywords | F_<420>補酵素 / 2値化処理 / H_2 / CO_2資化性メタン菌 / メタン生成速度 / 酢酸分解系メタン菌 |
|---|
| Research Abstract |
基質制限下におけるCSTRメタン発酵装置内の酸生成菌、CO_2/H_2合成菌、酢酸分解系メタン菌濃度の測定法を確立するために、ATP濃度、F_<420>補酵素およびC_0Mによる菌濃度を測定する方法を確立した。これはメタン発酵リアクターの高効率化を図るために重要な測定方法である。菌濃度の測定法の確立に続き、菌の活性を明確にするために蛍光顕微鏡(現有)、画像処理システム(現有)および位相差顕微鏡(申請)により、F_<420>補酵素の発生する蛍光濃度を指標にメタン発酵の活性を評価することを試みた。得られた結果は以下のとおりである。
(1)顕微鏡下で画像処理するための菌のスライドクラス上での菌の固定法としてアルギン酸ナトリウムの添加が有効であった。
(2)菌と混入物の分別には、2値化処理が有効であた。
(3)サンプリング後のメタン菌に与える影響は酸素よりも紫外線の影響が大きかった。
(4)H_2/CO_2資化性メタン菌のメタン生成速度と蛍光画素濃度との相関は極めて強く、メタン発酵槽の処理能力を評価するための指標となった。
|
Research Products
(1 results)
