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1994 Fiscal Year Annual Research Report

子牛の放牧時エネルギー代謝の推定とそれに基づく成長の地域間差の解析

Research Project

Project/Area Number 06454110
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

大久保 忠旦  岐阜大学, 流域環境センター, 教授 (90115535)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 黒川 勇三  東京農工大学, 農学部, 助手 (00234592)
板野 志郎  岐阜大学, 農学部, 助手 (80242741)
Keywordsイネ科亜科と放牧家畜の成長 / 放牧時エネルギー代謝 / 草地植生型と放牧牛の生産力 / 放牧牛の成長と草種
Research Abstract

放牧飼育下の家畜の成長(増体)は、草地の植生で大きく変わる。草地植生の型は、イネ科で代表されるが、その内、家畜に利用されるイネ科草種を亜科レベルで分けると、ウシノケグサ亜科(Festucoideae)、スズメガヤ亜科(Eragrostoideae)、キビ亜科(Panicoideae)、タケ亜科(Bambusoideae)のように4区分できる。代表者(大久保)らの従来までの研究結果を整理すると、増本を単位土地(草地)面積当たりで表したとき、それはウシノケグサ亜科>キビ亜科>スズメガヤ亜科の順になる例が多かった。上述の意味の増体を地域間の気象条件を補正する意味も含めて2次生産光エネリギ-利用効率で表しても、1次生産力(植物生産力)の高い後者の亜科2つはウシノケグサ亜科に及ばなかった。これらに加えて、タケ亜科の場合を比較に加えるとともに、キビ亜科でも良質のパンコラグラスの例を調査したのが、本年度の研究である。
本年度までの成果から言えることは、ネザサの放牧の影響と、キビ亜科内の比較で、
(1)タケ亜科で放牧に適するネザサの植物生産量の季節的推移を、放牧を受けない対照区と放牧を受ける放牧区とで比較して、生産力を評価した結果、僅か6か月の保護(非放牧)によってネザサが3〜4cmの草高を50cm前後の草高にし、かつ葉量(乾重)を放牧区の3倍とした。しかし、地下部重量では、放牧期間中の放牧区の減少は禁牧区の5%程度であった。従って放牧の影響が明瞭に出たのは、地上稈長と地上稈重であった。
(岐阜での実験)
(2)キビ亜科内の比較では、バヒアグラスに比べてパンゴラグラスへの放牧時の増体が高く、その原因をして、植物体可食部への糖蓄積の差と消化率の差によることを明らかにした。(沖縄での実験)

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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