1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06454139
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
石川 春律 群馬大学, 医学部, 教授 (90010058)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土方 貴雄 群馬大学, 医学部, 助手 (70189786)
藤巻 昇 群馬大学, 医学部, 講師 (10008261)
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Keywords | 形質膜 / 細胞骨格 / 形質膜裏打ち / アクチン束 / 微小管 / 神経軸索 / 毛包 / 電子顕微鏡 |
Research Abstract |
本研究は細胞骨格系線維構造が形質膜にどのように連結するか、それに、形質膜裏打ちがどのように関与しているかを超微形態学的および分子構築的に分析することを目的とし、各種組織の細胞について研究を進め、得られた成果は次のとおりである。 1.神経軸索における微小管配列と形質膜裏打ちの電子顕微鏡的研究 ラット脊髄神経について、電子顕微鏡的に観察を進め、微小管冊状化が軸索初節のみでなく、同じ裏打ちを有するランビエ絞輪部にも見られた。冊状微小管は脊髄後根神経節を中心に近位および遠位に向かって次第に減少していたが、絞輪間部には認められず、細胞体からある距離内の絞輪部に限られた。(1995論文公表) 2.毛包上皮内アクチン束の分布の共焦点レーザー顕微鏡観察 ヒト頭髪の毛包を丸ごとアクチン染色し、全載標本として共焦点レーザー顕微鏡にて観察した。成長期の毛包の外根鞘上皮細胞に発達したアクチン束が存在することを明らかにした。アクチン束は毛包の部位により異なる分布・配列を示した。毛包下部では、アクチン束の両端は細胞間結合について終わり、収縮能を示し、全体としては毛包を取り巻く輪状配列をとることから、毛包の成長と極めて密接な関係が示唆された。(論文印刷中) 3.筋形質膜におけるジストロフィンと細胞外基質との相互関係 骨格筋細胞の形質膜標品を調整し、ジストロフィン裏打ちとラミニンとの関係を超微形態的および生化学的に調べ、さらにラミニン再構成実験から、両者の位置的関係があることを明らかにした。(論文作成中)
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Nakazawa, E.: "Occurrence of fasciculated microtubules at the node of Ranvier in rat spinal roots." J. Neurocytol.24. 399-407 (1995)
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[Publications] Ohnishi, H.: "Conversion of amylase-secreting rat pancreatic AR42J cells to neuronlike cells by activin A." J. Clin, Invest.95. 2304-2314 (1995)
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[Publications] Kano, S.: "Localization of 47 kD antigenic polypeptides in Mararia parasites by confocal laser scanning microscopy." Bioimages. 3. 13-17 (1995)
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[Publications] 石川春律(分担): "新筋肉病学(杉田秀夫・小澤金英二郎・埜中征哉編)" 南江堂, 946 (1995)
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[Publications] 石川春律(分担): "新しい光学顕微鏡、第二巻、共焦点レーザ顕微鏡の医学、生物学への応用" 学際企画, 199 (1995)