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1996 Fiscal Year Annual Research Report

形質膜-細胞骨格相互作用の超微形態学的基盤の解明

Research Project

Project/Area Number 06454139
Research InstitutionGUNMA UNIVERSITY SCHOOL OF MEDICINE

Principal Investigator

石川 春律  群馬大学, 医学部, 教授 (90010058)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 土方 貴雄  群馬大学, 医学部, 助手 (70189786)
藤巻 昇  群馬大学, 医学部, 講師 (10008261)
Keywords形質膜 / 細胞骨格 / 形質膜裏打ち / アクチン束 / 毛包 / 骨格筋細胞 / ジストロフィン / ラミニン
Research Abstract

本研究は細胞骨格系線維構造が形質膜にどのように連結するか、それに、形質膜裏打ちがどのように関与しているかを超微形態学的および分子構築的に分析することを目的とし、各種組織の細胞について研究を進め、得られた主な成果は次の通りである。
1.毛包上皮におけるアクチン束の共焦点レーザー顕微鏡観察
成長中のヒト頭髪の毛包を丸ごとアクチン染色し、全載標本として共焦点レーザー顕微鏡にて観察した。その結果、毛包の外根鞘の上皮細胞内に発達したアクチン束が存在することを明らかにした。アクチン束は毛包の部位により異なる分布・配列を示し、毛包下部ではアクチン束の両端は細胞間結合に付いて終わり、したがって、全体としては毛包を取り巻く輪状配列をとっていた。膜への連結様式は心筋細胞の介在板における筋原線維のそれに類似していた。分子構成では、アクチンのほか、ミオシン、ビンキュリンなどを有し、収縮実験で、このアクチン束は収縮能をもっていた。休止期の毛包ではアクチン束の発達は悪く、配列も異なっていた。成長期アクチン束の特徴的配列が毛包の成長と極めて密接に関係していることが示唆された。(1996論文公表)
2.筋形質膜におけるジストロフィンと細胞外基質との相互関係
骨格筋細胞の形質膜標品を粗分画として単離し、裏打ち蛋白質ジストロフィンと基底膜蛋白質ラミニンとの関係を超微形態学的および生化学的に調べ、特に再構成実験から、ジストロフィン裏打ちはその結合糖蛋白質であるジストログリカン複合体を介してラミニンと連結することを形態学的に証明し、免疫電子顕微鏡法で、αジストログリカンを同定した。(論文投稿中)

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] Furumura,M.: "Actin bundles in human hair follicles as revealed by confocal laser microscopy." Cell & Tissue Res.283 3. 425-434 (1996)

  • [Publications] Peachey,L.D.: "Correlated confocal and IVEM imaging of the same cells using sequential fluorescence labeling,fixation,and criticalpont." Scanning. (in press).

  • [Publications] 石川春律: "組織細胞化学 1996 (分担執筆)" 学際企画, 208 (1996)

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Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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