1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06454173
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
戸所 一雄 理化学研究所, 安全評価研究室, 副主任研究員 (80172170)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小嶋 聡一 理化学研究所, 安全評価研究室, 研究員 (10202061)
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Keywords | エリスロポエチン / エリスロポエチンレセプター / シグナル伝達 |
Research Abstract |
エリスロポエチン(Epo)レセプターを介したシグナル伝達の制御機序を分子生物学的、生化学的に解析した。1)チロシンキナーゼの特異性とシグナル伝達機序の解析:JAK2以外の赤血球特異的チロシンキナーゼとして、Tecキナーゼを同定し、VavがTecホモロジー領域を介して結合することを証明した。Vavのリン酸化とTecの結合は、Epo誘導によって起きること、さらにVavはGrb2と恒常的に結合することを明らかにした。2)Epoレセプター直下で作用するシグナル伝達分子の同定と生理機能の解析:Epoレセプター細胞膜内特定領域を相互作用する蛋白cDNAを酵母ツ-ハイブリッド法及びGST融合蛋白をプローブとしたウエストウエスタン法を用いて複数の遺伝子が単離され、現在解析中である。3)Epoレセプターβサブユニットの同定:Epo依存性に増殖可能な細胞から可溶性Epoレセプターのアフィニティーカラムを用いてβサブユニットと考えられる膜蛋白質を同定した。現在そのcDNAの単離を行なっている。4)核内因子の活性化機序の解析:核内での赤血球特異的転写因子GATA-1,SCL,NFE-2、Rbtn2、Idファミリー、Hox2等の活性化機序をEpo投与後に於けるリン酸化とキナーゼの同定により解析した。GATA-1はHox2遺伝子の発現を制御していることをトランジェントアッセイ、ゲルシフトアッセイを用いて明らかにした。Idファミリーのリン酸化によるホモ、ヘテロ2量体形成に及ぼす効果を明らかにした。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] K.TODOKORO et.al.: "Activation of MAP kinsse-caoiade thrush eulhtropietr recoptcr" Biochem.Bioplup Res.Commun.203. 1912-1919 (1994)
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[Publications] Y.NAGATA et al: "Activation of Helix-Looplkly pcleius H1,H2,H3" Biochem.Bioplup.Res.Commun.199. 1355-1362 (1994)
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[Publications] K.TODOKORO: "A second cubunit of eiythropaietn reccptor" Naturo. 372. 138-138 (1994)
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[Publications] Y.NAGATA et al: "Phosphonylation of Helix-Loop-Helix puxleius H1,H2 & H3" Biochem.Biophup.Res.Commun.(1995)
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[Publications] M.MACHIDE et al: "IL3 and Euyrhupietn induce associeition of Vav with Tec Kimee" Onwzane. (1995)