1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06454451
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
谷藤 泰正 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (00056847)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野澤 裕史 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20277015)
田中 正史 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (30221394)
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Keywords | ハロセン / 麻酔深度 / 神経伝達物質 / マイクロダイアリシス / 海馬 |
Research Abstract |
本年は各種吸入麻酔薬及び麻酔深度について海馬でのノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンの各神経伝達物質について測定する予定であったが、現在ハロセン麻酔深度のみ実験を終了した。海馬での神経伝達物質のうち5HTは、覚醒及びハロセン1MAC、2MACともに検出限界以下のため測定できなかった。NAは麻酔前に一部検出されたが、麻酔時には検出限界以下であった。DAは麻酔深度にともない、1MACよりも2MACで、麻酔前に対し有意に低下した。これは線条件でのハロセンによるDAの増加とは対照的な結果となり、脳の局所的部位における神経伝達物質の異なる影響を示唆するものとなった。 以上の結果につき、第43回日本麻酔学会総会(岡山)にて3月28日に発表の予定である。
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