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1994 Fiscal Year Annual Research Report

新しい免疫抑制剤の腎毒性発現におけるProtein Kinase Cの役割

Research Project

Project/Area Number 06454456
Research Institution山梨医科大学

Principal Investigator

上野 精  山梨医科大学, 医学部, 教授 (30010193)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 深澤 瑞也  山梨医科大学, 医学部, 助手 (80252039)
多胡 紀一郎  山梨医科大学, 医学部, 講師 (60126117)
Keywords腎移植 / 免疫抑制剤 / 腎毒性 / Protein Kinase C
Research Abstract

腎移植は慢性腎不全に対する根治的治療法であるが、その成否は免疫抑制剤に依存していると言っても過言ではない。臨床上、免疫抑制剤を使用する際の問題点は、副作用としての腎毒性である。最も頻用されるシクロスポリンの腎毒性は、Protein KinaseC(PKC)を介して引き起こされる腎血管抵抗の増加に関連しているとする報告もある。我々は、新しい免疫抑制剤であるFK506、15-deoxyspergualinの腎毒性も細胞内PKCが関与している可能性があると考え、検討を加えた。
具体的には、免疫抑制剤をラットの腹腔内に投与し、免疫抑制剤投与群と非投与群とで腎皮質、髄質外層、髄質内層の細胞質画分および膜画分でPKC活性およびPhorbolesterの受容体としてのBmax(PKC総量)、Kd(解離定数)を比較した。
この動物実験系での中間結果としては、FK506投与群と非投与群管間においてPKC活性、Bmax(PCK総量)、Kd(解離定数)に有意差を認めなかた。文献的にはシクロスポリンには、PKC活性を抑制する作用があるという報告があり、FK506も同様の作用を有することが推測される。現時点での問題点としては、この結果がFK506とシクロポリスの作用機序の相違に起因するものかどうかを解明することにある。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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