1994 Fiscal Year Annual Research Report
エリスロマイシンによる副作用としての可逆性難聴の発症機序の解明
Project/Area Number |
06454482
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
小林 俊光 東北大学, 医学部, 助教授 (80133958)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朴沢 孝治 東北大学, 医学部, 講師 (20199459)
池田 勝久 東北大学, 医学部, 講師 (70159614)
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Keywords | エリスロマイシン / 難聴 / 電気生理 / 蝸牛機能 / 内リンパ直流電位 / 蝸牛マイクロフォン電位 |
Research Abstract |
1)エリスロマイシンによる難聴の発現機序の解明のためにモルモットに50-150mg/kgのエリスロマイシンを静注しEP,CMを指標として蝸牛機能の変化を観察した。また併せて3mMエリスロマイシン含人工外リンパ液による外リンパ潅流をおこなった。 2)100および150mg/kgのエリスロマイシン静注でEPおよびCMが低下したが、20分後には完全に回復した。エリスロマイシンによる難聴は一過性の血管条機能の低下による難聴と考えられた。 3)外リンパ腔へのエリスロマイシンの潅流はEPの一過性上昇とそれにつづく緩徐な低下をひきおこした。CMは潅流直後より急激に低下し、有毛細胞に強い不可逆性障害をおこすことが判明した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Kobayashi T,et al: "Treatment of labyrinthine fistula with interruption of the semicircular canals." Arch Otolaryngol Head Neck Surg. 121(in press). (1995)
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[Publications] Kobayashi T,et al: "pathogenesis of attic retraction pocket and cholesteatomas as studied by CT." Am J Otol. 15. 658-662 (1994)
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[Publications] 千葉俊彦,由山英,小林俊光: "エリスロマイシンの蝸牛電位への影響" 耳鼻臨床. 88(発表予定). (1995)
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[Publications] Kobayashi T,et al: "Ototoxic Effect of erythromycin on cochlear potentials of the guinea pig" Acta Oto-laryngologica(Stockh). 115(発表予定). (1995)