1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06454545
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Research Institution | TOKYO DENTAL COLLEGE |
Principal Investigator |
山田 了 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (20103351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日高 庸行 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (40175550)
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Keywords | GTR法, / 吸収性膜, / 臨床成績, / 安全性 / 術後6カ月 |
Research Abstract |
主に成人性歯周炎を有する患者に対してGTR法を行い,保護膜として用いた吸収性膜(乳酸-グリコール酸重合体膜)の臨床的効果を評価した。患者は,年齢24〜68歳(平均年齢48歳)の男性22名,女性38名,計60名であり,垂直性骨欠損あるいは根分岐部病変を有していた。術前,術後6カ月に臨床データを記録した。術後の治癒経過は良好であり,吸収性膜応用による軟組織の炎症,副作用は一例も認めなかった。歯周ポケットの深さの経済的変化は,術前5.7±2.0mm,術後6カ月で2.9±1.2mmであった。また,歯周ポケットの深さの減少量は,術前5.7±2.0mm,術後6カ月で2.9±1.2mmであった。また,歯周ポケットの深さの減少量は,術後6カ月で2.8±1.9mmであった。臨床的アタッチメントレベルの経時的変化は,術前9.0±2.8mm,術後6カ月で6.8±2.6mmであり,アタッチメント獲得量は,2.2±1.9mmであった。歯齦退縮量は,術後6カ月で0.6±1.8mmであった。以上より,乳酸-グリコール酸共重合体膜は,歯周疾患治療におけるGTR法の保護膜として有用であることが示唆された。
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