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1994 Fiscal Year Annual Research Report

歯槽骨改造現象への神経ペプチドの効果(免疫組織化学的手法を利用した実験的研究)

Research Project

Project/Area Number 06454582
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

花田 晃治  新潟大学, 歯学部, 教授 (90013979)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斉藤 功  新潟大学, 歯学部, 助手 (90205633)
山田 一尋  新潟大学, 歯学部・附属病院, 講師 (40182521)
Keywordsメカニカルストレス / CGRP / PGP9.5 / cAMP / アルカリフォスファターゼ活性 / 歯槽骨改造
Research Abstract

今年度においては、まずWaldoの方法に準じて移動させた、ラット上顎臼歯の連続凍結切片を作成後、CGRPおよび神経細胞の主要な蛋白構成成分とされるprotein gene product9.5(PGP9.5)に対する一次抗体を用いることにより、歯牙移動に伴う歯根膜神経の動態を免疫染色により観察した。その結果、歯の移動に伴い根尖部から改造の活発な歯槽骨近傍でCGRPおよびPGP9.5陽性神経の分布に変化が生じていた。すなわち、観察部位によってはCGRP陽性神経が近接する歯槽骨表層でCGRP陽性を呈する骨芽細胞が観察され、in vivoにおけるCGRPの歯槽骨改造への関与の可能性が確認された。しかしながら、移動様相とCGRP陽性骨芽細胞の出現の程度については個体差が大きく、今後例数を増やし検討していく予定である。
一方、培養骨芽細胞(MC3T3-E1)を用いて、CGRP添加の有無によるcAMP量およびアルカリフォスファターゼ活性を測定したところ、統計的な処理は今のところ行ってはいないものの、CGRPを添加した場合に両者とも増加する傾向があった。
さらに、MC3T3-E1に負荷をかけた場合に、CGRP添加の有無によってアルカリフォスファターゼ活性の程度に差がでるか否かを検討したところ、僅かではあるがCGRPを添加した場合活性が上昇する傾向にあった。
従って、以上の所見からCGRPが何らかのかたちで培養骨芽細胞の活性を変化させている可能性が強く示唆された。今後は、以上の実験を繰り返して行い、さらに歯牙移動時の歯周組織の改造に極めて重要な役割を演じているとされる歯根膜内線維芽細胞を継代培養し、培養歯根膜線維芽細胞に対するCGRPの作用についても検討する所存である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 斉藤,功: "歯牙移動時における骨芽細胞上のカルシトニン遺伝子関連ペプチドの染色強度変化について" 矯正臨床ジャーナル. 10. 77-83 (1994)

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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