1995 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト補体制御因子を発現したトランスジェニックマウスの開発-異種移植、ウイルスレセプター、生殖免疫に共通する実験モデルの作成-
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06454718
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Research Institution | Osaka University Research Institute for Micobial Diseases |
Principal Investigator |
岡部 勝 大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (30089875)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬谷 司 大阪府立成人病センター, 第6部, 室長
西宗 義武 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (80029793)
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Keywords | 補体制御因子 / トランスジェニックマウス / ウイルスレセプター / 生殖免疫 |
Research Abstract |
CD46発現トランスジェニックマウスの作成 CD46のコンストラクトをin vitroにおいてCHO細胞等にトランスフェクションして発現を確認した。ついで、これをマウスの受精卵にインジェクションしてトランスジェニックマウスを作成した。しかし、いずれの場合も発現が見られなかった。原因を追及したところ、膜蛋白質であるCD46の細胞内ドメインを削ったトランスジェニックマウスを作成すると発現が認められることを見いだした。即ちCD46のcDNAの細胞内ドメインまたは、3′非翻訳領域には発現を抑制する活性が隠されていることが判明した。さらに、詳細に検討したところ、3′非翻訳領域を削ることによって作成したトランスジェニックマウスのすべてに発現が認められたので、サイレンサー領域は3′非翻訳領域に局在していることが判明した。種々検討の結果、CD46を発現するマウスを作成することに成功した。 CD46genome遺伝子のクローニング 上記CD46発現トランスジェニックマウスの発現パターンをみると筋肉、膵臓、腎臓、肺などで強く血球細胞ではそれほど強い作用は認められなかった。麻疹ウイルスに感染する疾患モデルマウスとして応用するために、麻疹ウイルスの感染実験を行ったが感染したと言う十分な証拠は現在まで得られていない。そこで、原点に立ち戻り、CD46をCD46のプロモーターで発現させるべくCD46遺伝子のプロモーターをゲノムからクローニングした。 受精時における働き CD46には麻疹ウイルスのレセプターとしての働きや補体の不活化の他に受精の際の相互認識に役立っていると思われるが、精液中には精子以外に由来するCD46が存在することを証明した。このCD46はprostasomeと呼ばれる顆粒の膜上に存在し、補体の制御活性を持っていることも明らかとなった。射精時に膣内の補体から精子を防御する役割が示唆された。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] K.Iwata et al.,: "Diversity of sites for measles virus binding and Frinactivation of complement C3b and C4b on membrane cofactor protein CD46 ;" J.Biol.Chem.270. 15148-15152 (1995)
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[Publications] M.Kitamura et al.: "Membrane cofactor protein (CD46)in seminal plasma is a prostasome taiurd form with complement regulatory activity and measles virus neutralizing activity." Immurology. 84. 626-632 (1995)
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[Publications] M.Ikawa et al.,: "Green fluorescent protein as a marker in transgenic mice" Develop.Growth Oiffer.37. 455-459 (1995)
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[Publications] M.Ikawa et al.,: "A rapid and non-invasive selection of transgenic embryos. before implantation using green fluorescent protein(GFP)" FEBS Lett,. 375. 125-128 (1995)
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[Publications] X.Ying et al.,: "Improvement of fusing ability of human Spenu to Zena-free hainstr eggs by conditioneal metra" Bicel.Pharm-Bull.18. 5-8 (1995)
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[Publications] D.Watanabe et al.,: "characterization of the testis-specific gene ‘calmegin'promoter sebuene and its activity defined by transgenic mause expeniments" FEBS Lett.,. 368. 509-512 (1995)