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1995 Fiscal Year Annual Research Report

注視点分析による視環境の客観評価法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06455017
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

福田 忠彦  慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (30238480)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡辺 利夫  慶應義塾大学, 環境情報学部, 助教授 (70230977)
有澤 誠  慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (00092833)
Keywords眼球運動 / 注視点 / アイカメラ / 注視点分析 / 視環境
Research Abstract

注視点の定義をするために、まず、眼球運動の基本的な機能および研究代表者らが開発した眼球運動計測装置を見直す実験を多面的に進めた。とくに動画像観察時における《注視点》を決定するうえで基本となる運動視標追随時における随従性眼球運動、跳躍性眼球運動、停留状態の発生条件および跳躍性眼球運動の空間分解能の詳細について、さらに、視線移動時の左右眼の相関関係を水平方向の運動について実験的に明らかにした。現在までのところ、画像条件および観察者によって注視点の決定条件が、とくに動画像観察時において多様であることが確認されたので、《注視点》もこれらの条件にあわせて決定されるべきであると考えている。これらの基礎実験と併行して、さまざまな場面を対象に注視点分析による視環境評価実験を進めた。
眼球運動の基本特性に立ち返り、画像とくに動画像観察時における注視点解析における《注視点》の定義を詳細に吟味することができた。すなわち、一定角速度で運動する視標を視線で追うときの眼球運動は従来の知見で示されるように基本的には随従運動成分と跳躍運動成分からなるが、さらに注視成分および負の補正成分に区分でき、これらの環境条件と視対象の物理的条件が《注視点》を決定するとの新たな知見を得た。これは本研究の最大の目標であったが、ほぼ所期の目標を達成することができた。成果は国際会議(8th European Conferrence on Eye Movements)で発表するととに原著論文として人間工学会誌に投稿中である。今後の課題は眼球運動の基本特性から推定した《注視点》の定義を一般動画像観察時の注視点分析に適用するための一般化の方法にある。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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