1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06507004
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
黒田 敬之 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (10013939)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本橋 信義 東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (10134735)
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Keywords | コンピュータ制御 / 矯正治療用予測模型 |
Research Abstract |
1.(株)ユニスンですでに開発されている工業デザインモデル計測装置の小型化を図った。加えて、前歯歯頸部等のレーザー光不可視領域をカバーするために、模型を乗せる駆動部が90度回転する測定部を開発し、歯列模型入力データの高精度化を図った。 2.改良小型化された計測装置を入力部として、画像処理装置、コントローラーのパーソナルコンピューターと計測データから曲面定義を行うポストプロセツサ-のエンジニアリングワークステーションから構成されるシステムを開発し、咬合模型を三次元画像として表示させた。さらに、画像表示されたデータに従来から試行している予測模型作成のための角度情報、距離情報、歯列弓形態情報を与え、画像上で個々の歯を移動する予測模型のコンピューターシミュレーションを可能とした。また、本コンピューターシミュレーションを外科的矯正治療を必要とする顎変形症患者に応用し、上下顎別々に排列した歯列弓を画像上で咬合させるコンピューターサージェリーを可能とした。 3.口蓋表面積、口腔内容積の三次元計測ならびに任意の指定断面位置のワイヤーフレームモデル表示による口蓋形態、側方歯群の頬舌側歯軸傾斜算出プログラムを作成した。これらの医療情報プログラムを用いて、片側性口唇口蓋裂患者の上顎歯列弓拡大前後の口蓋形態の三次元変化様相ならびに顎変形症患者の外科手術に伴う口腔内容積の変化を検討し、治療前後の臨床評価を行った。
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