• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1994 Fiscal Year Annual Research Report

対流圏温度構造の高時間分解能RASS観測に用いる音波発射装置の開発

Research Project

Project/Area Number 06554017
Research Category

Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)

Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

津田 敏隆  京都大学, 超高層電波研究センター, 助教授 (30115886)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 卓司  京都大学, 超高層電波研究センター, 助手 (40217857)
増田 悦久  郵政省通信総合研究所, 沖縄観測所, 所長
Keywords対流圏 / 大気温度プロファイル / リモートセンシング / MUレーダー / RASS / 電波屈折率 / 音波発射装置 / 音響ホーン
Research Abstract

本研究ではまず(1)大出力の音波発射装置の設計・製作を行うことが最も主要な研究課題であり、同時に(2)RASS観測に適した特性を持つ音波パルスを生成する方法を研究し、さらに(3)複数の音波発射装置をアレイ構成とした場合の効率の良い制御方法を研究することが重要である。本年度は特に課題(1)と(2)に重点を置いて研究を実施した。本研究で用いる100Hz付近の音波を効率良く生成するために、新たに音波発射装置を設計・
試作した。低音域専用スピーカについて市販品を調査した結果、大出力で高能率のホーンスピーカが入手できたので、これを4基並列に接続して使用することとした。
周波数特性を考慮しながらホーン形状を検討し、新たに低音域での特性が良いホーンを設計し、4基のスピーカを収納したエンクロージャ(共鳴箱)に装着した。
音響アンプの出力を位相合成し、このホーンに供給することで約130dB以上の音波出力を達成する見通しができた。来年度以降はこのプロトタイプモデルを改良して実際のRASS実験に使用する予定である。
一方、音波による屈折率変動と電波散乱の物理を理論的に研究した。これをもとに広い高度範囲でかつ高い精度で温度測定が可能である音波パルスを理論的に設計した。また実際に音波パルスを生成するにあたって所望音波の周波数スペクトルを与え、計算機によってこれを逆変換することで音響信号の時系列を作成する方法を開発した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Tsuda,Toshitaka: "Observations of tropospheric temperature fluctuations with the MU radar/RASS" J.Atmos.Ocean Tech.

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi