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1994 Fiscal Year Annual Research Report

非線形光学効果を用いた光CT装置の試作

Research Project

Project/Area Number 06555016
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

張 吉夫  大阪府立大学, 工学部, 教授 (20029846)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大沢 昌彦  住友電気工業(株), 新化学研究所, 研究員
梅田 徳男  大阪大学, 医学部, 助手 (40142319)
和田 健司  大阪府立大学, 工学部, 助手 (40240543)
Keywords光CT / 非線形光学効果 / 時間ゲート / 偏光解消 / モード同期 / サンプラー
Research Abstract

本年度は、非線形光学効果を用いた光CTの試作に先だって、散乱媒中質中の透過光からの直進光成分の抽出について、時間ゲートを用いる方式と、時間ゲートを用いない方法とについて、シミュレーションと実験の両面から、それらの基礎的データを得ることに努めた。時間ゲート法は、これまでのところ、非線形光学効果によるものではなく、パルス光とストリークカメラによるものであるが、150dBに及ぶ大きなダイナミックレンジを得ることができた。非線形光学効果による時間ゲートを用いれば、サンプリング利得が期待できるので、更なるダイナミックレンジの拡大が期待できる。時間ゲートを用いない方法は、偏光解消を利用するもので、これによっても、100dBのダイナミックレンジで得られた。この方法は、パルス光を必要としない点、装置を簡素化できる利点がある。この方法に対しても、非線形光学効果による、ヘテロダイン検波、あるいは、スクイージングを利用すれば、ダイナミックレンジの拡大が期待できる。
上の実験結果のごとき大きなダイナミックレンジをシミュレーションするのに、通常のモンテカルロシミュレーションを適用するるとぼう大な計算時間を必要とする。そこで、新しいモンテカルロシミュレーション・コードを開発し、実験との対応を確かめた。
非線形光学効果を用いる時間ゲートのための租周波サンプラーについては、その光学系を組立て、レーザー結晶であるYVO_4と非線形結晶KTPを配置し、CWジェネレータを変調源としてモード同期を行い、サンプラーとしての特性を評価しつつある。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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