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1994 Fiscal Year Annual Research Report

管壁負グローを利用した発光色可変光源の開発

Research Project

Project/Area Number 06555084
Research InstitutionAkashi National College of Technology

Principal Investigator

竜子 雅俊  明石工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (90043421)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 三谷 正孝  松下電工(株), 中央研究所, 主幹技師
藤野 達士  明石工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (80099829)
Keywords色温度制御 / 外部電極 / 透明電極 / 負グロー / 蛍光体 / 高周波放電 / 蛍光体ランプ / 二重放電
Research Abstract

1.ランプ外壁の透明電極 透明電極の膜厚と抵抗値・光透過度との関係等を調べた結果、ITO膜厚はあまり厚くする必要はなく、0.3μm程度で十分であることが判った。総合して形状・配置・膜厚等については概ね明らかとなったが、安価なコーティング法の開発は今後の課題である。
2.封入ガスの種類および封入圧 封入ガスとしては、(1)Hg+Ne,(2)Hg+Xeの2種類の組み合わせについて調べた。(1)の場合には赤系発光にNeの負グローを利用するが、管壁温度の上昇が大きいため、赤系の輝度は500〔nt〕程度の限度で、実用には不十分であることが判明した。一方、(2)の場合には管壁発光にXe紫外線の刺激による蛍光を利用するが、発光色は赤色・青色のどちらにもできる。その輝度は1,000〔nt〕以上で、実用に耐え得るレベルであった。Xeの封入圧としては、4〜6〔Torr〕程度が適当であった。このように封入ガスについては概ね適正な組成を見附けることができたが、実用化に向けては更に細かく絞り込む必要がある。
3.蛍光体の選定およびそれらの組成比 (1)軸方向放電による水銀紫外線用白色蛍光体として“NP10"を、管壁放電によるXe紫外線用赤色蛍光体に“NP360"を用いる場合、(2)白色蛍光体として“NP92-70"を、青色蛍光体として“NP1047"を使用する場合、何れの場合にもそれらの混合比は“1:1"程度が適当であった。
このように、概ね適正な組み合わせを見附けることができたが、これはあくまでも現在市販されている蛍光体の中から選んだ組み合わせであり、本研究の方法にとって最適な物とは言えない。実用化に向けては、蛍光体メーカーの協力を得て新しい蛍光体を含めて一層の検討が必要である。

URL: 

Published: 1996-04-07   Modified: 2016-04-21  

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