1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06555085
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Research Institution | Kurume National College of Technology |
Principal Investigator |
藤井 邦夫 久留米工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (90044271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川島 秀雄 (株)ケンコントロールズ, 代表取締役
石井 英二 (株)キュー, エム・ソフト, 代表取締役
池田 隆 久留米工業高等専門学校, 電気工学科, 助手 (80222884)
南里 博已 久留米工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (10044273)
大淵 豊 久留米工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (60141959)
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Keywords | 電気自動車 / バッテリーカー / ベクトル制御 / 電動移動車 / バッテリ充電 / インバータ |
Research Abstract |
低公害車いわゆる電気自動車(バッテリーカーと称す)の交流機駆動システムの設計および試作を研究目的として,平成6年度の研究実績は次の通りである。 1.誘導電動機の適用に当って,次の点を明らかにした。 (1)三相誘導電動機の定格電圧は,中・大形車は200V,小形車に対しては24Vが妥当である。(2)小形車への適用に当って,24V定格の電動機設計・製作が進行中であり,励磁電流対策として巻線のスペースファクタについて検討中である。(3)24VドライブIGBTインバータ(コントローラー)の試作を行い,良好な成果を得た。(4)始動時のトルク制御,位置決め制御あるいはバッテリ-へのエネルギー回生を含め,駆動系としてベクトル制御システムが妥当であることを明らかにした。(5)50%上り,下り走行に対して,約35%の電力回生が可能であることを検証した。 2.その他の検討事項 (1)昇圧用DC‐DCコンバータ方式は、システム効率の面から好ましくない。(2)肢体障害者に対しては,ニーズを十分に考慮する必要がある。(2)普通車,バイク,ワゴン自転車あるいは搬送車への適用に対し,本システムは十分に実用性があることを明らかにした。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 藤井邦夫: "バッテリーカーの交流駆動化" 全国高専パワーエレクトロニクスセミナー講演論文集. 4. 15-18 (1994)
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[Publications] 藤井邦夫: "バッテリーカーの交流駆動" 電気関係学会九州支部連合大会論文集. No.423. (1994)
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[Publications] 藤井邦夫: "EVハイブリッド発電機" 電気関係学会九州支部連合大会論文集. No.419. (1994)
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[Publications] 藤井邦夫: "電気移動システムとその駆動方式" メカトロニクス研究論文集. No.1. 69-77 (1995)
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[Publications] 藤井邦夫: "新方式自励形単相同期電動機の特性" 電気学会論文誌D 4月号. (予定). (1995)
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[Publications] 藤井邦夫: "新方式センサレスACサーボモータの特性" 「電磁力関連のダイナミックス」シンポジウム. (発表予定). (1995)