1995 Fiscal Year Annual Research Report
都市ごみの発生・循環・適正処理を管理する計画システム構築と計算パッケージの開発
Project/Area Number |
06555160
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Research Institution | HOKKAIDO UNIVERSIYT |
Principal Investigator |
田中 信壽 北海道大学, 工学部, 教授 (90133701)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
羽原 浩史 復建調査設計(株), 環境技術部, 課長補佐
手島 肇 (株)タクマ, 環境技術1部, 部長
樋口 壮太郎 日本技術開発(株), 環境事業部, 次長
東條 安匡 北海道大学, 工学部, 助手 (70250470)
松藤 敏彦 北海道大学, 工学部, 助教授 (00165838)
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Keywords | 都市ごみ / ごみの循環 / ごみの適正処理 / ごみ管理 / 計算パッケージ |
Research Abstract |
本研究のテーマは,自治体におけるごみ減量・リサイクル型廃棄物管理計画,すなわちごみの発生サブシステム,再資源化・減量サブシステム,中間処理サブシステム,最終処分サブシステムを有機的に結合する計算機パッケージを作ることである。本年度は次の5つの課題を設定し,それぞれ成果を得た。 1.可熱ごみ・不燃ごみ・粗大ごみ・資源ごみ収集量を予測するモデルを作成して,ごみ管理における物質の流れを,考えられる中間処理に対応して,ごみ組成(厨芥,紙,木,繊維,プラスチック,金属,その他)を明らかにしながら,定量的に記述することができるようになった。 2.粗大ごみ破砕施設・資源化施設についてそれぞれ98市町村,48市町村に対してアンケート調査を行い,建設費・ランニングコスト・資源回収などの物質収支を明らかにした。 3.プラスチック減容化施設について,7市町村にアンケート調査を行い,建設費・ランニングコスト・資源回収などの物質収支を明らかにした。 4.堆肥化施設を持つ28自治体に,アンケート調査を行い,建設費・ランニングコスト・資源回収などの物質収支を明らかにした。 5.各自治体におけるコスト計算の方法について118自治体の資料を解析し,さらに29自治体に対しアンケート調査を行い,自治体によるごみ処理コスト計算法について情報を集めた。 6.これらの資料を使って,各担当者が計算機パッケージを作るためのフローチャートやデータベース作りなどを行った。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 呉 佶鍾 他: "家庭系ごみ収集区分ごとの収集量を左右する要因" 廃棄物学会第6回研究発表会講演論文集. 82-84 (1995)
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[Publications] 樋口 壮太郎 他: "最終処分場における浸出水処理施設規模決定に関する考察" 廃棄物学会第6回研究発表会講演論文集. 623-625 (1995)
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[Publications] 松尾孝之 他: "自治体のごみ資源化施設における資源回収量の内訳" 土木学会第50回年次学術講演会講演要旨集第2部. 1202-1203 (1995)
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[Publications] 樋口壮太郎: "最終処分場の技術とシステム第4章最終処分場のコスト" 都市清掃. 48. 556-563 (1995)