1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06555167
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
半谷 裕彦 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (90013193)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川口 健一 東京大学, 生産技術研究所, 講師 (40234041)
田波 徹行 太陽工業, 技術研究所, 主任研究員
大森 博司 名古屋大学, 工学部, 助教授 (90092387)
真柄 栄毅 竹中工務店, 技術研究所, 主任研究員
高山 誠 金沢工業大学, 工学部, 教授 (40064472)
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Keywords | 空間構造 / 自動化試験装置 / スペースフレーム / 波動伝播 / 動的座屈 / 積層シェル / 張力安定トラス / 静的座屈 |
Research Abstract |
本研究の目的は大変位かつ動的挙動を示す軽量空間構造に対して、構造実験用の自動化試験装置をロボット化を目標として開発することである。空間構造として、地震、風、雪などの複雑な荷重条件下で使用されるスペースフレーム(立体骨組)、ハイブリッド構造(膜、ポール、ケーブルなどにより構成した構造)、シェルを採用している。これらの構造物は形状および荷重条件が複雑で、弾性領域での挙動から破壊に至るまでの過程を含めて、形状設計や安全度を検討するためのデータが不足している。その第1の理由は実験が困難であることにより、精度の高いデータの収集ができにくいことにある。本研究では、載荷機器の高性能化、センサー技術の発達、知識工学の進歩を基礎とし、載荷制御-情報検出-情報処理をコンピュータ制御により、一貫しておこなう自動化試験装置を試作する。 本年度は次に述べる3項目の研究を実施した。 1.空間構造の予備解析 スペースフレームの幾何学的非線形解析をおこない、大変位による座屈挙動を調べ、実験で必要となる荷重レベルと変位の範囲を評価した。また、ビエゾシェルの振動解析をおこない、実験で必要となる周波数領域を調査した。 2.自動化試験装置支持構造 3次元的な形状を持つ支持構造を立体トラス構造を採用して設計し、試作した。 3.多点式電動載荷システム 点載荷に用いる電動型アクチュエータ(5台)の仕様を決定し、購入した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 西田明美,半谷裕彦: "WAVE PROPAGATION OF SINGLE LAYER LATTICE DOMES" Bulletin of Earthquake Resistant Structure Research Center. 27. 69-87 (1994)
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[Publications] 宮村倫司,半谷裕彦: "直交異方性弾性膜に発生するしわの形状" 構造工学における数値解析法シンポジウム論文集. 18. 105-110 (1994)
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[Publications] 宮崎賢一,川口健一,半谷裕彦: "不安定リンク構造物の動的解析 幾何剛性の評価による変位モードの追跡" 構造工学における数値解析法シンポジウム論文集. 18. 285-288 (1994)
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[Publications] 高山誠,半谷裕彦: "鉄筋コンクリート偏平ドームの破壊性状に与える裾梁剛性の影響" 日本建築学会大会学術講演梗概集. 1793-1794 (1994)
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[Publications] 八代和彦,大矢俊治,半谷裕彦: "軸圧縮を受ける補強薄肉円筒シェルの座屈実験" 鋼構造年次論文報告集. 2. 129-132 (1994)
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[Publications] 半谷裕彦,金 在烈: "平面板におけるブラジ-ル効果の解析" 日本建築学会論文報告集. 67-72 (1995)
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[Publications] 半谷裕彦: "建築構造物の設計力学と制御動力学" 丸善, 17 (1994)