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1994 Fiscal Year Annual Research Report

水田の大区画化における長辺長の制限要因に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06556036
Research Category

Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)

Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

多田 敦  筑波大学, 農林工学系, 教授 (50133012)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐久間 泰一  筑波大学, 農林工学系, 講師 (10133589)
Keywords大区画水田 / 耕区長辺長と作業性 / 代かき灌水 / 耕区長辺長と代かき灌漑 / 耕区長辺長と受託可能面積
Research Abstract

大区画水田が求められる社会的条件の中で,その長辺長をいかにすべきかについて,その制限因子を現地において求めた。
(1)長辺長と機械の作業性,受託可能面積との関係に関しては,主に経営規模と機械の作業性から検討した。
日本の平均水田経営規模は60aであり,農地の集団化は困難で少なくとも2カ所に分散することになり,その結果30aが標準区画になる.経営規模の拡大が,30a以上の大区画の前提条件となる.経営規模が大きくないのに,大区画を作っても中畦ができ小区画になる.経営規模が,例えば10ha以上に拡大すれば分散していても大区画が可能になる.10ha以上に経営規模を拡大した事例では,1ha,2ha,5.5ha,6.8haなどの大区画が見られた.
機械の作業性が,区画の長辺長を制限するかどうかを検討した.区画の長辺長が大きいほど作業効率がよいという結果になり,機械の作業性は区画の長辺長を制限しないということがわかった.
(2)長辺長と代かき時の灌漑との関係からは次のような結果を得た.
畑地灌漑方式の一つであるボーダー灌漑の水収支式に浸透式に組み入れ,水足の前進式を求めた.これとモデル試験圃場において,実際に水足の前進状況を測定し,これをもとに諸定数を決定する方法を考察した.求められた浸入式の定数を水足の前進式に代入し,経過時間ごとの水足の前進距離を計算すると測定結果をよく表現した.今後は水田の条件をかえて現地において確認し,適用の範囲を検討する.

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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