1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06556038
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
大橋 行三 愛媛大学, 農学部, 教授 (10036296)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戒能 治 愛媛大学, 農学部, 講師 (30112254)
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Keywords | 人工漁礁・リ-フ / 水環境の開発・保全 / 水理学・水環境工学 / 2次元不規則波動実験 / エネルギースペクトル |
Research Abstract |
本研究は,内湾・浅海における養殖イケスや海底牧場・人工漁礁糖の水環境の開発・保全を技術的に支援し,関連施設の経済的な工法と保全対策を見いだす究明を目的としている。また,水理学・水環境光学上の課題は,養殖地点への進入波力の軽減,海水を招き入れる海岸構造物,人工漁礁等の転倒・埋没等のそれぞれに対処する設計及び保全対策の基礎研究である。具体的には,実際により近い波動状況下で「波及び流れ」と「漂砂特性」を水理模型に再現し,理論的実験的に解析する。 その一つとして,「2次元不規則波動水槽」を作成し,波動実験を実施した。実験の装置の主要部分となる「不規則波動の発生装置」(不規則波造波装置一式)を計画に従って購入し,既存の水路に接続設置して予定の水槽を完成した。 (1):不規則波による現象解析 実験は,波動水槽底面に層流及び乱流境界層を発生させて底質移動や,漁礁模型周辺の流れを知るために浮漂を観察・計測するという,極めて微細な動態を根気よく追跡する地味な測定の繰り返しであり,現在,造波特性の検討等のデータの収集に努めている。 (2):平面的な海岸工・リ-フ形状の検討実験 内湾や養殖場内の波浪を静穏にするためのリ-フ等構造物を,その設計目標を満たすための実験的検討である。(1)とは別の平面造波水槽にリ-フ模型を設置し,その形状と波高減衰及び流れ,砂移動との関連を綿密に観察・計測する実験を積み重ねる。本年は,海底地形を完成し,リ-フ模型による実験を準備している。 (3):数値計算モデルとの対比検討 最近,数値モデルの計算によって各現象をシミュレートできる成果が多く見られる。本研究では,内湾に注ぐ感潮河川の2成層密度流に関して現地観測データを解析し,強混合型の1潮汐周期にわたる成層機構の特性を明らかにした。
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Research Products
(1 results)