1994 Fiscal Year Annual Research Report
2光子励起レーザー走査型共焦点顕微鏡の開発と細胞内Ca^<2+>測定への応用
Project/Area Number |
06557003
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
|
Research Institution | 佐賀医科大学 |
Principal Investigator |
久場 健司 佐賀医科大学, 医学部, 教授 (60080561)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 尚久 大日本スクリーン製造(株), 技術研究所, 係長補佐
能見 光雄 佐賀医科大学, 医学部, 助教授 (80117209)
|
Keywords | 共焦点走査装置 / 超短パルスレーザー / 二光子励起 / Ca^<2+>感受性蛍光プローブ / ニューロン内Ca^<2+>イメージ / 細胞内Ca^<2+>遊離機構 / Ca^<2+>遊離チャネル / Ca^<2+>チャネル |
Research Abstract |
(1)システムの構築:高出力アルゴンレーザー、チタンサファイア超短パルスレーザー、半導体レーザー、多数の光学部品(フィルター、光路切換え装置等)、レーザー走査及び測光装置、倒立顕微鏡による全システムの設計と製作が完了し、更に超短パルスレーザーの標準発振波長760nmより以下の750nmでの発振の為の改良が終了し、可視光レーザーによる光路軸のテストとビーズによる画像取得のテストが終了した。 (2)超短パルスレーザーの使った細胞での研究項目であるニューロンに於ける細胞内Ca^<2+>遊離機構や[Ca^<2+>]_1の生理作用に関する実験の予備実験が終了し、(1)ウシガエル交感神経節細胞に於いて、Ca^<2+>誘起性Ca^<2+>遊離のCa^<2+>やcyclic ADP-riboseによる活性化機構や、(2)ラット上頸神経節細胞間シナプスでの伝達物質放出に関与する[Ca^<2+>]_1上昇の機構、(3)ウサギ耳神経ニューロンに於ける単一活動電位によるCa^<2+>誘起性Ca^<2+>遊離の機序、(4)同ニューロンに於ける低外液Ca^<2+>下で、細胞膜の脱分極により活性化される全く新しい細胞内Ca^<2+>遊離機構の存在が明らかになった。 (3)次年度中に、2光子励起による画像取得とその性能試験に全力を注ぎ、ニューロンに応用し、上記の細胞内Ca^<2+>遊離機構に関する数々の新知見を更に発展させたいと考える。
|
-
[Publications] Shao-Ying Hua: "Cyclic ADP-ribose Modulates Ca^<2+> release channels for activation by physiological Ca^<2+> entry in bullfrog sympathetic neurones." Neuron. 12. 1073-1079 (1994)
-
[Publications] Kenji Kuba: "A UV laser-scanning confocal microscope for the measurement of intracellular Ca^<2+>." Cell Calcium. 16. 205-218 (1994)
-
[Publications] Kenji Kuba: "Ca^<2+>-induced Ca^<2+> release in neurones." Japanese Journal of Physiology. 44. 613-650 (1994)
-
[Publications] 久場健司: "自律神経節細胞の細胞内カルシウムイオン動態と生理作用" 自律神経. 31. 262-269 (1994)
-
[Publications] Shigeto Hara: "Mechanical modulation of M-current in cultured bullfrog sympathetic ganglion cells." Annals of the New York Academy of Sciences. 707. 399-401 (1993)
-
[Publications] 久場健司: "情報生物学シリーズ4「シナプス伝達のダイナミクス」" 培風館(印刷中),
-
[Publications] 久場健司: "新しい光学顕微鏡・第2巻共焦点レーザー顕微鏡の医学・生物学への応用" 学際企画(印刷中),