1994 Fiscal Year Annual Research Report
コンピュータの支援による高精度な歯牙切削システムの開発
Project/Area Number |
06557105
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
宮入 裕夫 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 教授 (50013892)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊地 聖史 東北大学, 歯学部, 助手 (50250791)
福田 秀昭 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (50014163)
永井 正洋 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (10013971)
高久田 和夫 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助教授 (70108223)
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Keywords | 歯牙切削 / ハンドピ-ス / コンピュータ歯学 / 角度計測 / 支台歯形成 |
Research Abstract |
本年度は主として角度計測装置について開発を行い,次の結果を得た. 1.計測系に関しては,仮想現実感技術用として開発されている3次元超音波センサシステム,および3次元磁気センサシステムを購入した.そして,歯科切削システムに組込めるよう周辺装置を製作するとともに、コンピュータへのインターフェースを製作した.その結果,ハンドピ-スの3次元的な位置および角度の6自由度のデータがリアルタイムでコンピュータに取込み,記録,解析できるようになった。 2.角度計測については装置のキャリプレーションを開始したが,時間的な制約のめたに,最終的な精度保証の確認には至っていない.しかし現在までの予備実験では,おおむね当初予想した程度の精度を得ることができた. 3.ハンドピ-スに関しては,磁気センサを妨害しないよう,プラスチック製のディスポ-ザブルハンドピ-スを購入して試用した.従来のハンドピ-スとプラスチックハンドピ-スにおける角度計測精度の差異については,角度計測装置のキャリブレーションを終えた後に取りかかる予定である. 4.仮想現実感技術用ヘッドマウントディスプレイについては,装置の候補を2つ選定し,VTRからの出力を表示して,情報を術者に呈示するために利用できるかどうかを検討した.市販の商品では,目視距離が歯科切削時とは異なる位置に設定されているため,やや使い難い点があることが分かった.
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