1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06557118
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
橋本 裕一 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (90164798)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森崎 尚子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (00092354)
白井 隆一 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (80183838)
岩崎 茂夫 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (00013326)
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Keywords | デキストラン / 水溶性ポリマー / 分子認識 / インターカレーター / ポルフィリン |
Research Abstract |
1.リピッドバイオファクターとしてインターカレーターを、そのポリマー化の担体として水溶性高分子デキストランを用いた系において、 ヌクレオチドモノマーとの相互作用を測定する簡便な技術を確立した。 (2)ヌクレオチドとの相互作用において、インターカレーション以外の様式が存在することを示した。 (3)その相互作用が塩基選択的であることを示した。 2.エナンチオ並びにメゾDNAの系において、 (1)L-デオキシリボースを含む人工DNAと天然DNAとの相互作用において、2重鎖/3重鎖選択性並びにパラレル/アンチパラレル選択性に関する一般則を見いだした。 ホモプリン配列を有するメゾDNAについて、d(_LA_DG)_nとd(_DA_LG)_nとの間に興味深い定性的な差が存在することを見いだし、これを分子認識化学の立場から解釈した。 ペプチド鎖を持つ人工DNAを設計し、合成した。そしてその内のいくつかについて、強力な相補的ハイブリダイゼーション活性を見いだした。 4.ウレア系の植物ホルモン、サイトカイニン、をポリマー化し、これを用いて、新規にサイトカイニン受容体と見られるサイトカイニン特異的結合蛋白を見いだした。
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[Publications] Mizue Shichita ら: "Non-intercalative and sequence-selective interaction of nitropyrene/acricline-skeleton with nucleotides:Application of dextran-coupling methcd." Biological and Pharmaceutical Buletin. 18. 637-639 (1995)
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[Publications] Hiroki Umemiya ら: "Synthesis of oligopeptides as polynucleotide analogs." Nucleic Acids Symposium Series. 34. 37-38 (1995)
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[Publications] Osamu Nakajima ら: "Application of the dextran-coupling method for analysis of interactions between intercalators and nucleotides." Nucleic Acids Symposium Series. 34. 137-138 (1995)
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[Publications] 橋本祐一: "鏡の国のDNA" 数理化学. 33. 53-58 (1995)
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[Publications] 橋本祐一 ら: "植物ホルモン「サイトカイニン」の構造展開と分子標的" 化学と生物. 33. 262-266 (1995)
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[Publications] Takayuki Sawada ら: "Synthesis of 1-0-alkgl-and 1-0-acgl-mgo-inositol 3,4,5-triphosphates as navel analogues of phosphatidyl-myo-inositol3,4,5-triphosphate." Bioorganic and Medicinal Chemistry Leters. 5. 2263-2266 (1995)