1994 Fiscal Year Annual Research Report
理科の実験テスト問題の改善・開発と体系化に関する研究
Project/Area Number |
06558014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
三宅 征夫 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 室長 (50000071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下野 洋 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 室長 (30142631)
松原 静郎 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 室長 (50132692)
猿田 裕ジ 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 主任研究官 (70178820)
小島 繁男 淑徳大学, 社会福祉学部, 教授 (30000037)
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Keywords | 理科実験テスト / IEA / APU / 実験・観察 |
Research Abstract |
国立教育研究所の科学教育研究センターでは、過去10年間にわたって、理科の実験テスト問題の開発・評価に取り組んできた。今回の研究では、これまでの試行結果の知見に基づき、上の問題を改善し、さらに新しい問題を開発し、各学年段階における実験・観察能力を客観的に測定できる問題群を体系化し、実際の理科学習の評価に利用できるような理科実験標準テストを作成することを目的にする。 実験テスト問題の改善・開発・評価を行う専門委員会と、実験テスト実施のための、4地区教育センターおよび3大学の協力者と国研グループからなる実行委員会をつくり、以下のことを行った。 これまでの研究の成果として開発した理科の実験テスト問題、「見積もり」「観察」「測定」「面積」「体積」「直径」「仮説」「異同」「分類」「検出」「電気回路」「点滅電球」「振り子」「反応熱」「凝固点」「イオン」「分離」「石灰水」「酸・塩基」「浸透」「化石」(いずれも問題の略称)等約30種類について試行データをもとに再検討し、改善を加えた。 一方、英国のAPU(Assessment of Performance Unit)の実験テスト問題、およびIEA(国際教育到達度評価学会)の第3回の国際数学理科教育調査の実験テスト問題を、来年度に、小・中・高校を通して400名の児童生徒を被験者として実験テストを実施すべく検討し、我が国用の問題を作成した。また、実験器財等を準備し、実施の手引きを作成した。
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