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1994 Fiscal Year Annual Research Report

パーソナルコンピュータを用いた、国際音声記号学習の日本語教師用ソフトウェアの開発

Research Project

Project/Area Number 06558033
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

大坪 一夫  東北大学, 文学部, 教授 (20115538)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松崎 寛  東北大学, 文学部, 助手 (10250648)
野呂 幾久子  静岡大学, 人文学部, 講師 (10242752)
齋藤 孝滋  富山大学, 人文学部, 講師 (50241500)
城生 佰太郎  筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (40014857)
Keywords国際音声記号の習得 / CAI教材 / 音声のランダム出力 / パーソナルコンピュータ / 音声聞き分け訓練
Research Abstract

平成6年度は、当初の計画にしたがってハイパーカードでのプログラミングを行い、国際音声記号の習得を目的とした、日本語教師のためのCAI教材を試験的に作成した。その結果、単音の最小対を用いて弁別を行わせる練習に関しては、多少の音の劣化は否めないものの、アルゴリズムはほぼ完成したといえる。
従来、音声記号は、音声学の講師について習得するものが主であったが、これは大人数のクラスを一人の講師が担当するため、個々の学習者にあわせた指導が十分に行えないという問題点があった。パーソナルコンピュータの利用により、個人の進度に合わせた、より効果的な学習を進められるようになった点は、非常に大きな意義があると言える。
また、既存の音声テープを使った練習方法では、ハード面の制約から、音声聞き分け訓練のための出力を行なうことが不可能だったが、コンピュータを用いることで、音声をランダム出力できるようになった。従来、紙面上に表された記号を音声テープと平行させて聞くしかなかった音声記号の学習方法に大きな変革を与えた点も、大きな意義がある。
なお、画面上に説明を提示する箇所などは、部分的に文字に色をつけることでわかりやすくなるのだが、ハイパーカードは、色の使用制約が大きく、また、インタプリタ言語であるため、異環境での動作の保証に疑問がある。さらに、作成した範囲のプログラムだけでも、2.4Mバイトと、かなり大きなものとなった。そのため、開発言語としてVisual Basicを用いてMicrosoft Windows上で動作するプログラムを開発するという変更を行った。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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