1995 Fiscal Year Annual Research Report
理工系専門分野別日本語オンラインシステム辞書の開発
Project/Area Number |
06558034
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
仁科 喜久子 東京工業大学, 留学生センター, 教授 (40198479)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横井 俊夫 日本電子化辞書研究所, 所長
小島 聡 東京工業大学, 留学センター, 講師 (00202060)
五味 政信 東京工業大学, 留学センター, 助教授 (00225674)
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学研究センター, 教授 (80143626)
田中 穂積 東京工業大学, 情報理工学研究科・科長, 教授 (80163567)
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Keywords | EDR辞書 / 教材作成環境 / 学習環境 / 理工系テキスト分析 / 語彙分析 / 理工系専門用語 / インターネット / 実験授業 |
Research Abstract |
本年度の成果は次の1.〜3.に示す通りである。 1.環境整備 (1)教材提供環境の整備;EDR辞書の整備 (2)学習環境の整備;インターネットの接続と一部教材の収納 2.漢字漢語の分析 (1)東工大で使用している理工系教科書のテキストおよび雑誌論文などの分析をした。 (a)理工系テキストの語彙(かな・カタカナ・漢字表記の全体について)の頻度とそれらの結合構造を調べた。 (b)形態素解析から構文上の特色を調べ、述語の語彙的特色が判明した。 (c)文章構造では論文のディスコースマーカーに注目しを調べた。 (2)JISの情報処理に見られる漢字漢語の構造分析 WISCONSIN大学名誉教授で、『科学技術日本語入門』の著者であるE.DAUB博士との共同研究でISOとの比較で、訳語の対照構造を調べた。この成果は4月以後発表の予定である。 (3)実験授業;科学技術日本語のための漢字を初級学習者に教えて、その評価をした。この分析は来年度にも継続し、成果は来年度中に行う予定である。 3.理工系大学院セミナーのビデオ収録およびその分析 (1)データ収集;本年度は4件(約4時間分)の留学生によるセミナー発表を収録した。 (2)分析:セミナーで見られる特徴的な構文や語彙を抽出し、学習システムの搭載する方法を検討した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 仁科 喜久子: "大学院正規科目としても専門日本語" 第7回大阪大学留学生教育・支援協議会報告書「専門日本語教育の最前線」. 39-41 (1995)
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[Publications] 仁科 喜久子: "理工系専門分野別日本語オンラインシステム" 日本電子化辞書評価報告書. 1-12 (1995)
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[Publications] 五味 政信: "日本語教育の拡がりとそのありよう" 日本語. 8-6. 92-94 (1995)
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[Publications] 植木正裕、徳永健伸、田中穂積: "EDR辞書を用いて形態素と統語解析を行うシステム" EDR電子化辞書利用シンポジウム論文集. 33-39 (1995)
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[Publications] Kikuko NISHINA: "Japanese Language Teaching for Engeneering Students-Kanji Syllabus towards Efficient Reading" AEESEAP Mid-Term Conference. XIX-2. 1-2 (1996)