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1994 Fiscal Year Annual Research Report

流下計測カプセルを用いた洪水現象の観測システムの確立

Research Project

Project/Area Number 06558057
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

藤田 裕一郎  京都大学, 防災研究所, 助教授 (90027285)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 神田 佳一  明石工業高等専門学校, 講師 (60214722)
下島 栄一  大同工業大学, 工学部, 教授 (80027276)
澤井 健二  摂南大学, 工学部, 教授 (70109073)
村本 嘉雄  京都大学, 工学部, 教授 (50027223)
Keywords観測カプセル / 洪水観測 / 現地観測 / 観測システム / 流砂観測 / 水理計測 / ラジオコントロール / 移動体テレ-メータ
Research Abstract

観測カプセル試用区間の予備調査や支援ボ-トの操作資格等の基礎準備とともに,概成している観測カプセルの再組立を最初に試みたが,これまでのカプセルの位置制御用プロペラ駆動部とカプセル上部の取り付け方法等,カプセルの軽量化と組立工程の簡略化に問題のあることが判明し,カプセル下部船尾に駆動部を直接取り付けるように改良した。
ついで,ラジオコントロール装置の通信試験とプロペラ駆動部の制御試験を行い,改善点として指摘された現有の制御用モータのスイッチングによる機械的プロペラ回転制御の不確実動作について,ラジオコントロール用マイコンのシリアル通信のドライバープログラムの検討と並行して,スイッチングによらないアナログ的なプロペラの制御方法について検討を進めた。現在,ホビー用ラジコンユニットアンプを利用してプロペラ駆動電力回路の直接制御並びにプロペラの方向制御を試み,今後無線通信部を中心に特定小電力無線を利用したラジオコントロール装置に置き換えていくようにした。
一方,河床,流速,濁度,水温等の計測機器については,マイコンによるデータのAD変換・収録プログラムのテストランを行い,さらに個々の機器の特性試験を追加したが,計測機器には若干の特性変化が認められたのみであった。しかし,やはり熱型流速計は低流速に対する応答が悪く,プライス型翼車を利用した新しい装置の導入を図っている。
同様に,データのリアルタイム収録のための移動体テレ-メータについて,送・受量装置を試用したが,送量器へのデータ送出と受量器の空中線の取扱いが煩雑であった。カプセルの位置検出のための簡易GPS受信装置とサブノートパソコンの接続については,基本プログラムの準備・検討を試みてきたが,カプセルへの適用は可能であると判断されるものの,本格的導入にはかなりの努力が必要とされることが判った。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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