1995 Fiscal Year Annual Research Report
放電重畳法を適用したNO_x低減リアクタの開発に関する研究
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06558087
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Research Institution | Musashi Institute of Technology |
Principal Investigator |
伊藤 泰郎 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (80061505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 忠義 ダイハツ工業(株), 技術開発部, 部長
堺 孝夫 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (10061483)
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Keywords | NO_xの分解 / 放電法 / 環境改善 |
Research Abstract |
3電極を有する放電反応リアクタにより、2つの無声放電と1つの沿面放電を発生させる放電重畳法でNO_xの分解特性の実験を行った。 前年度は2つの商用周波の高電圧を位相を変化させて検討を行った。今年度は高周波電圧による重畳法および3相電圧による重畳法という、2種類の重畳法によって実験を行い、以下の事を明らかにすることができた。 高周波による放電重畳法においてもNO_xの分解率は向上すること,しかしNO_x分解のエネルギー効率は向上も低下もなく、放電エネルギーに依存する。また、3相交流電圧による放電重畳によってもNO_x分解率は向上するが、この場合もエネルギー効率は単独放電以下にはならないことがわかった。いずれの重畳法においても、エネルギ効率を低下させることなしに、同一空間に大電力を注入できるので、リアクタの小形化が画れることが明らかとなった。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 伊藤泰郎: "The Effect of Superimposed Discharge on the Decomposition of NO_x Exhaust Gas" 12the Int. Symp. on Plasma Chemistry. II. 819-824 (1995)
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[Publications] 野村秀和: "Reduction Rate of NO_x by Superimposing Surface and Silent Discharge" The 11th Int Conf. Gas Discharge and Their Application. 2. 422-425 (1995)
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[Publications] 浦島邦子: "燃焼排ガス中NO_xの放電重畳分解法に及ぼすアンモニア添加の影響" 電気学会論文誌. 115-A. 916-917 (1995)
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[Publications] 大滝祐史: "NO_xの放電分解における水分効果" 電気学会,放電研究会. ED-95-148. 97-104 (1995)
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[Publications] 伊藤泰郎: "放電によるNO_x処理(放電重畳法を中心として)" 電気学会基礎・材料共通部門総合研究会. A共通-95-2. 43-52 (1995)
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[Publications] 伊藤泰郎: "放電によるガス処理(放電重畳法によるNO_x分解)" 静電気学会シンポジウム. 86-93 (1995)