1995 Fiscal Year Annual Research Report
高頻度大脳磁気刺激装置の試作とその安全性および臨床応用の検討
Project/Area Number |
06558109
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
木村 淳 京都大学, 医学研究科, 教授 (10204976)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鎗田 勝 日本光電富田株式会社, 第一技術部, 主任研究員
福山 秀直 京都大学, 医学研究科, 助教授 (90181297)
柴崎 浩 京都大学, 医学研究科, 教授 (30037444)
秋口 一郎 京都大学, 医学研究科, 助教授 (30115779)
梶 龍兒 京都大学, 医学研究科, 講師 (00214304)
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Keywords | 高頻度磁気刺激 / 連続磁気刺激 / 変動磁場 / 安全性 / 有用性 |
Research Abstract |
昨年の報告に示したように安全性と安定性を最優先し、磁気刺激装置の仕様を電源電圧100V、消費電流31A、消費電力2.0KWに変更した。これにより改良版の基本仕様は単発刺激時1800V、二発刺激時1260V、連続刺激時1020-1800V(刺激頻度による)で最大繰り返し刺激回数99回、最大磁束変化率15.4T/secとなった。また刺激パルスの波形は単発刺激ではmonophase(0.065msec)およびbiphase(0.26msec)、二発刺激ではmonophase(0.065msec)連続刺激ではbiphase(0.26msec)である。 この刺激装置の完成後、主として単発刺激を用いて機器の暗転性、安全性を検討した。その結果基本的な機器のハードウェアーとしての安全性は確認されたが、外部トリガーを用いたとき、ときに外部雑音により刺激装置が勝手に駆動することが何回か生じたため、トリガー回路の安定性の向上と、万一トリガーがかかっても連発刺激が生じないような制限回路をつけ加えた。 現在は単発頻回刺激についてテスト中であり、現時点では機器は安定し動作している。
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[Publications] Mezaki T, Koji R, Kimura J.: "Development of general weakness in a aptient with ALS after botulinum therapy." Neurology. (in press).
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[Publications] Kohara N, Kaji R, et al: "Magnetic stimulation in ALS: A single motor unit study" Electroencephalogr Clin Neuvophysiol. (in press).