1994 Fiscal Year Annual Research Report
医用高分子・形状記憶合金複合材を用いた新しいステントの開発
Project/Area Number |
06558123
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中村 達雄 京都大学, 生体医療工学研究センター, 助教授 (70227908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 善昌 株式会社神戸製鋼開発実験センター, 主任
筏 義人 京都大学, 生体医療工学研究センター, 教授 (00025909)
人見 滋樹 京都大学, 胸部疾患研究所, 教授 (80173186)
清水 慶彦 京都大学, 生体医療工学研究センター, 教授 (00027111)
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Keywords | ステント / 血管狭窄 / 気道狭窄 / 形状記憶合金 / 医用高分子材料 / MRI |
Research Abstract |
生体内の管腔臓器の内腔狭窄・閉塞病変に対する治療として、形状記憶合金を応用することを目指している。生体内に金属を埋入するには、まずその安全性を確認する必要があり、本年度は金属材料の強磁場、高周波電磁波下における発熱の実験を中心に研究を行った。 近年、血管や気道の病変に対しての診断にCTのみならずMRIが広く利用される。MRI下の安全性に対して、これまでは金属ステントの安全性に関する研究報告はなかった。発熱事故の報告もみられるが、その発熱メカニズムに関しては何もわかっていないのが現状であった。チタンニッケル形状記憶合金は自由電子を有する金属材料としては導体として電気回路的には看做することが出来る。本年度はこのため種々の回路を作り、それにMRIの高周波印加を行った。そしてその発熱機序が解明できた。 1995年度はこれをもとに、高周波下でも安全なステントを作成していよいよ動物実験を進める予定である。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Tatsuo Nakamura: "Experimental Study on the safety of artificial materials subjected to magnetic resonance imaging(MRI)-safety of metallic materials during MRI" Artificial Organs Today. 4(1). 13-22 (1994)
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[Publications] 中村達雄: "MRIにおける人工材料の安全性に関する基礎的研究-MR撮像中のモニター導線ループによる発熱機序の研究" 人工臓器. 23(6). 1191-1196 (1994)
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[Publications] 中村達雄: "MRIにおけるモニター導線ループの安全性に関する基礎的研究" 人工臓器. 23. S-175 (1994)
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[Publications] Tatsuo Nakamura: "Basic study on the safety of artificial materials during magnetic resonance imaging (MRI);Mechanism of heat generation associated with monitor cable during MRI" Artificial Organs Today. (in press).
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[Publications] Tatsuo Nakamura: "Mechanism of Burn injury during MRI-Simple loop can induce heat injury-" Radiology. (in press).