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1994 Fiscal Year Annual Research Report

情報環境の変容と青少年の情報行動の展開に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 06610098
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

黒須 俊夫  群馬大学, 社会情報学部, 教授 (70091775)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森谷 健  群馬大学, 社会情報学部, 講師 (10230161)
堀 正  群馬大学, 社会情報学部, 助教授 (60241858)
小林 修一  群馬大学, 社会情報学部, 助教授 (10215329)
落合 延高  群馬大学, 社会情報学部, 教授 (80134287)
Keywords情報化 / 情報化指標 / 情報行動 / 情報サテラシー
Research Abstract

以下の4点の研究目的の達成のため、本年度は概念的整理及び予備調査を中心として行った。
(1)研究の目的
1)情報化、情報化指標、情報環境及び情報行動の概念についての明確化を図る。2)情報環境の実態を明らかにする方法の検討と各種資料の収集。2)青少年の情報行動の実態及び情報リテラシーの解明のための尺度の作成し、その尺度を用いて実際に青少年に対する意識調査を行う。3)上記の諸点の総合的検討により、情報行動及び情報機器の利用における諸問題を解明し、情報環境の整備の展望並びに情報教育の課題を考察する。
(2)今年度の研究実績
1)先行研究における「情報化」「情報化の指標」「情報環境」「情報行動」等の基本的な用語の概念を検討し、整理を試みた。特に、「情報環境」「情報行動」の概念も、「情報」概念の多義性と同じく多様な意味において用いられており、先行研究において一致した定見はない。しかし、個々人の生活状態及び立場の違いによって、個々人に応じた情報環境が存在すること、つまり、多様な情報環境の中でも、個人にとって意味ある情報環境について焦点を絞って研究していくことが当面重要な課題であると考えられる。
2)群馬健統計情報課の協力の下に、(1)情報化指標諸問題、(2)群馬県における情報機器の普及率及び公立小・中・高校におけるコンピュータ等の設置、利用状況についても調査した。県内の公立小・中・高等学校は1校平均2台、中学校で平均40台、高校で平均241台となっているが、高校では商業科・工業科に中心的に配置され、普通高校に配置されていないところ多い。しかし、各学校での最大の問題は、コンピュータの指導者が不足していることであった。
3)情報行動の展開について、大学生を対象に予備的調査を実施した。また、阪神大震災とその報道に関するアンケート調査を実施した。
4)群馬県内の民間企業を対象に、情報化とマルチメディアに対する企業意識等について調査を行った。
全体として、本県における「情報化」の進展は、急速な進展と形容することはできないが、メディアと情報機器の進展に関する意識は高いものがある。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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