1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06610207
|
Research Institution | UBE COLLAGE |
Principal Investigator |
福永 喜秀 宇部短期大学, 家政学科, 助教授 (40218946)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 武士 福岡教育大学, 障害児教育学科, 教授 (10036866)
|
Keywords | 聴覚障害 / ハンデイキャップ / ハンデイキャップ尺度 / 障害モデル / 障害の概念 / リハビリテーション / ディスアビリティ / インペアメント |
Research Abstract |
本研究で作成する聴覚障害者のハンデイキャップ尺度は、文献研究と予備調査に基づきHearing Measurement Scaleの日本語改訂版として開発することが望ましいことが分かった。 本尺度は、I.スピーチの聞き取り、11項目、II.非言語音の聞き取り、8項目、III.音源定位、7項目、IV.ハンデイキャップに対する対応、7項目、V.スピーチの歪み、3項目、VI.耳鳴り、4項目、VII.聴力損失に対する意識(障害観)、4項目の合計42項目である。 スピーチの聞き取りではコミュニケーション様式(一対一のコミュニケーション。グループコミュニケーション、さらにテレビやラジオなどのマス・コミュニケ-シュン)での評価が可能である。 本研究は、また、自己報告形式で評価できるような日本語版に改訂した。評価は5段階評価(全然問題がないから非常に困るの5段階評価)法である。最近は、ハンデイキャップの評価は自己評価が有効であることが報告されており、評価尺度として有効な改訂であると思われる。 現在、聴覚障害者のハンデイキャップ尺度は大量のデータで尺度の有効性を検討するために調査研究を実施し、調査票を回収し整理しつつある。 今後作業はデータの分析と報告書の作成である。 問題点としては、この日本語改訂版をもとに次のテーマとして科学研究費補助金研究の申請をしたハンデイキャップ生成のメカニズムの研究成果をもとにハンデイキャップ尺度として臨床的に有効な尺度を作成したい。
|