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1994 Fiscal Year Annual Research Report

日米の教育の相互評価と自己評価に関する総括的研究

Research Project

Project/Area Number 06610253
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

矢野 裕俊  大阪市立大学, 文学部, 助教授 (80182393)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 添田 晴雄  大阪市立大学, 文学部, 講師 (30244627)
Keywords日本教育 / アメリカ教育 / 国際比較 / 相互評価 / 自己評価
Research Abstract

今年度、本研究課題にかかわって行ったことは、主として文献資料の調査と収集およびその分類であり、その他に日本の教育関係者に対する聞き取り調査、米国の教育研究者との意見交換を若干行った。
文献資料については、ERICなどのデータベースをも活用して、日本における米国の教育についての研究および米国における日本の教育についての研究に注目し、刊行された図書・雑誌論文や学会等で発表された資料などの調査と収集を行った。日本における米国研究は主として2つに大別される。一つは、米国の教育の政策や提言に注目したものであり、他は学校実践レベルの教育の観察記の類である。それらの特徴を概括すると、前者は、日本との比較の観点が乏しく、動向の紹介に主眼があって評価が抑えられる傾向がある。後者は、日本との比較を意識しているものの、必ずしも十分な根拠にもとづかない印象記のような主観的評価にとどまっているきらいがある。
他方、米国における日本教育の研究には、印象記ふうの観察を述べたものもないではないが、自国の教育と対比しつつ共通の尺度で米国と日本の教育を評価しようと試みたものが多い。教育においてもアカウンタビリティを問うという自己評価の視点が日本教育の研究にも表れている。国際学力調査の結果を活用したり独自の量的調査を手掛けた研究が見られることも注目に値する。また、日本の教育の相対的な効率性の高さや規律の高さ、情操教育の充実などに関心が集中しているなど、日本における米国研究と比べると米国の日本教育研究の関心が分散せず、それだけに関心を共有する研究者の間での評価をめぐる議論が活発であるともいえる。
今後は、収集した文献資料の整理と問題の焦点化を図り、日米の相互評価だけでなく自己評価の面にも注目したいと考えている。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 矢野裕俊: "生徒の意欲を生かす選択履修の幅の拡大" 総合教育技術. 49-12. 42-44 (1994)

  • [Publications] 田原恭蔵・矢野裕俊: "高等学校教育課程の変革に関する研究-単位制高校の調査研究に見る-" カリキュラム研究. 4. 予定 (1995)

  • [Publications] 添田晴雄: "『教育学を学ぼう』(うち「国際理解教育」の章)" 福村出版, 205 (1995)

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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