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1994 Fiscal Year Annual Research Report

出土文物による漢代地域社会の研究

Research Project

Project/Area Number 06610340
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

東 普次  三重大学, 教育学部, 教授 (20108369)

Keywords中国古代 / 漢墓 / 郡県分布 / 地域性
Research Abstract

本研究計画のうち、前半の平成六年度の研究計画に従い、1949年以降現在入手済みの1994年までの、『文物』・『考古』両誌をくまなく検索し、そこに掲載された、前漢・後漢の出土文物に関する報告(墓葬発掘報告や出土品の分析・紹介等の論文を含む)をすべてカード化した。その結果、両漢(秦代も一部含む)期の発掘や出土品に関する報告が、1600余件の多きに達した。西漢では894件、東漢では718件である。このうち、墓葬に関する報告は、西漢は401件、東漢では537件となり、合わせて938件の報告を検索し得た。さらに、『文物』『考古』以外の雑誌の報告・論文をカード化し、半ばほど完了した。但し上記の数値は同一対象に対する複数の報告も含まれているので実際の報告対象文物等の数はいくらか減少するが、『文物』『考古』誌以外の雑誌の報告を加えると、漢墓や出土品の数値はさらに増加するはずであって、今後補充するつもりである。
これらのカードを、データベースソフトを用いてコンピューターに入力し、現在ほぼその作業を完了しつつある。本年度の計画では、この上に、漢代郡県地図を作成して、特に漢墓の発掘地点を漢代群県に比定する作業を経て、地図上に落とし、その地域的分布を探ることも含まれていた。ただ、墓葬からの出土品のすべてを入力するための方法を模索していることや、カードの作成・入力に相当な時日を要し、東漢の分は完了したが、西漢については作業が進捗していないこともあって、この作業の完成はいましばらくの時間を必要とすることになろう。また、出土品の時期的・地域的な系統に関する整理は、データベースソフトによる簡単な操作で可能であり、鉄器・陶器(緑釉・青瓷)・銅器(剣・鏡)などについて現在作業中である。(1995年2月28日現在)

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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