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1995 Fiscal Year Annual Research Report

英語史研究用コーパスの構成法

Research Project

Project/Area Number 06610425
Research InstitutionHOKKAIDO UNIVERSITY

Principal Investigator

園田 勝英  北海道大学, 言語文化部, 助教授 (70113694)

Keywords英語史 / 中英語(Middle English) / コーパス / タグ付コーパス
Research Abstract

(1) 前年度に作成した試作コーパスを用いて、綴り、前置詞、否定辞、語順の調査を行なった。綴りについては、各書記ごとの特徴を分析した。前置詞についてはofの分布に関して興味ある観察が行なわれた。試作コーパスはこの点で満足の行く結果を出した。
(2) コーパスを用いる英語史研究一般についての考察を行なった。
(3) 近年公開されたPenn‐Helsinki Parsed Corpus of Middle English(PHPCME)のタグセットの目標は、試作コーパス用のタグセットの目標の一部となっている。PHPCMEのタグセットは統語構造の情報のみを扱うものである。このPHPCMEのタグセットの検討を詳細に行なった。動詞の移動、接続詞などについては、簡略に過ぎるが、インデックスの使用、補文の扱いについては優れていることが判明した。また、PHPCMEの配布はネットワークを用いて行なわれていて、検索ソフトも一緒に配布されている。タグセットの提案の形態として大変参考になることがわかった。
(4) タグ付けの自動化の研究の一部として、形態素解析ソフトウェアのPC‐KIMMOを検討した。PC‐KIMMOを実際に現代英語のテキストに用いて、その結果を語彙表の研究に応用した。歴史的コーパスのタグ付けには、現在のとこと有用でないことが判明した。
(5) 報告書の作成を行なった。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 園田勝英: "言語の歴史的変遷" ことば(北大言語文化部研究報告叢書2). 47-56 (1995)

  • [Publications] Sonoda Katsuhide: "On the Inseparable Nature of Verb-Auxiliary Combinations in Old English" English Hisforical Linguistics and Philology in Japan.

  • [Publications] 園田勝英: "PC‐KIMMO:形態素解析ソフトウェア" コーパス研究. 4. (1996)

  • [Publications] 園田勝英: "大学生用英語語彙表のための基礎的研究(言語文化部研究報告叢書)" 北海道大学言語文化部, iii+200 (1996)

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Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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