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1994 Fiscal Year Annual Research Report

言語現象の構造論的研究-方言学と文化人類学の接点を求めて-

Research Project

Project/Area Number 06610479
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionFukuoka Jo Gakuin University Junior College

Principal Investigator

二階堂 整  福岡女学院短期大学, 国文科, 助教授 (60221470)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 板橋 作美  東京医科歯科大学, 教養部, ー (70107415)
Keywords方言 / 文化人類学 / 岡山県勝田郡勝田町梶並
Research Abstract

本年度は、勝田郡勝田町梶並地区の基礎調査を実施した。
そのため、「1,梶並地区の全体像をとらえる。2,10年前との比較により、変化した事象、変化しなかつた事象を明らかにする。3,本研究のテーマにつながる事象をとらえる。」の3点を目的とした。
10年前の山口大学民俗学クラブによる調査資料との比較では、大きな変化が見られなかつた。そしてこのことが、この地区の特徴であると考えられる。地区の中心地域の姿は、ほぼ昔のままで、戸数の変化もあまりない。また、中心地域を離れた谷筋の地域でも、状況は、ほぼ同様である。
しかし、細かく地域の生活を観察していくと、そこには、様々な変化がある。例えば、家一つをとってみても、茅ぶきの屋根を持つ古い家はなくなり、現代風の木造家屋に変化している。このことは、家の間取りの変化につながり、それが、家族の関係を変えることとなっている。言葉の面でも、古い家の構造ならば、理解できることわざが、それを支える事象がなくなつたために、意味の薄い言葉、なじみのない言葉、あるいは消滅した言葉となつてしまつている。
上記の変化の一方で、人々の生活に変わらず残り続いている事象も存在する。
今年度は、変化した事象、変化しかなかつた事象を明らかにし、その両者の関係を調査してきた。この点を次年度につなげていきたいと考えている。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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