1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06640064
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
渡辺 アツミ 熊本大学, 教養部, 助教授 (90040120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 尚夫 熊本大学, 教養部, 講師 (40145272)
坂田 年男 熊本大学, 教養部, 助教授 (20117352)
円藤 章 熊本大学, 教養部, 助教授 (30032452)
横井 嘉孝 熊本大学, 教養部, 教授 (50040481)
大脇 信一 熊本大学, 教養部, 教授 (50040506)
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Keywords | 有限群 / modular表現 / ブロック / Alperin予想 |
Research Abstract |
本年度得られた結果のなかで主なものを一つ挙げる。Gを有限群、Rを完備な離散付値環、FをRの標数pの剰余体とする。RG-加群及びFG-加群の正規部分群への制限の直既約加群への直和分解に関して以下の結果が得られた。MをヴァーティックスQの直既約RG(FG)-加群、HをGの正規部分群、VをG-不変な直既約RH(FH)-加群とする。MのHへの制限における直既約成分としてのVの重複度のp-部分は指数|G:QH|のp-部分以上である。これは重複度に関する初めての一般的な結果である。この結果はこれまで得られている重複度に関する結果及び直既約成分に関するいくつかの結果を容易に導く。今後加群の高さやブロックの研究に応用したいと考えている。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Atumi Watanabe: "On nilpotent blocks of finite groups" Journal of Algebra. 163. 128-134 (1994)
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[Publications] Atumi Watanabe (L.Puigと共著): "On blocks with one simple module in any Brauer vorrespodent" Journal of Algebra. 163. 135-138 (1994)
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[Publications] 大脇信一: "残差ベクトルを用いた標準固有値問題の部分空間解法" 日本応用数理学会論文誌. 4. 299-325 (1994)
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[Publications] Yoshitaka Yokoi: "Simple setting for white noise calculus using Bargmann space and Gauss transform" Hiroshima Mathematical Journal. 25. 97-121 (1995)
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[Publications] 横井嘉孝: "無限次元Bargmann空間とwhite noise汎関数の空間" 数理解析研究所講究録. 887. 55-71 (1994)