1994 Fiscal Year Annual Research Report
対話型統計解析システムにおけるデータの特徴表現の研究
Project/Area Number |
06640341
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
木村 宏 岡山理科大学, 理学部, 教授 (80068907)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榊原 道夫 岡山理科大学, 理学部, 講師 (70215614)
澤見 英男 岡山理科大学, 理学部, 助教授 (70098581)
仁木 滉 岡山理科大学, 理学部, 教授 (30068879)
山本 英二 岡山理科大学, 理学部, 教授 (50068920)
一村 稔 岡山理科大学, 理学部, 教授 (70068899)
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Keywords | 対話型統計解析システム / データの特徴表現 / Wiudows対応 / 標本歪度 / 高次キュムラント / ベータ二項分布 / 線型方程式 / ソフトウエア工学 |
Research Abstract |
申請課題に関する研究は概ね順調に進行した。Windows環境の技術開発が急速に拡大する中で,対話型統計解析システムMicro-NISANの研究開発は,主にGUIを利用して統計データの特徴を的確に表現し,望ましいユーザーインタフェースを構築する点で進展が得られた。このような成果は,第5回日中統計シンポジアムにおいて発表した。また,マルチメディア対応の環境も急速に充実してきたので,音声や映像をさらに効果的に利用するための手法開発にも着手でき,今後はこれを早急にシステム化し,本統計解析システムに組み込む方向で研究・開発を継続してゆく。 次に,本課題に関連した研究成果の概要を示す。 1.統計学分野では,一村・中川が非正規母集団からの標本歪度√b_1の分布の高次キュムラントの導出に関する研究を行い,成果を第5回日中統計シンポジウムで発表した。また,山本はベータ二項分布や正値分布に関する統計手法の研究を進め,その成果を発表した。 2.数値解析学関連では,仁木等が線形方方程式系の解法に関する研究を進め,独自の適応型Gauss-Seidel法について発表し,澤見は準線型固有値問題に関する手法,および榊原は熱伝導方程式の解法に関する研究を進め,得られた成果をそれぞれ発表した。 3.ソフトウエア工学関連では,大西が埋め込み型コンピュータのプログラム開発に関する生産性評価の研究を行い,新しい定量化の方法を発表した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Y.Fukuhara,S.Nakagawa,N.Niki,M.Ichimura: "Approximate Cumulants of Distribution of √b_1 for Nonnormal Population" The Fifth Japan-China Symposium on Statisics. 72-75 (1994)
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[Publications] E.Yamamoto,T.Yanagimoto: "Statistical Methods for the Beta-Binomial Model in Teratology" Environmental Health Perspectives Supplement 1. 102. 25-31 (1994)
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[Publications] M.Usui,H.Niki,T.Kohno: "Adaptive Gauss-Seidel method for linear systems" Intern.J.Computer Mathematics. 15. 119-125 (1994)
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[Publications] M.Sakakihara: "A Iocal Crank-Nicolson metnod for solving the heat epuation" Hiroshima Math.J.24. 1-13 (1994)
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[Publications] 澤見英男: "準線型固有値問題の反復法について" 数理解析研究所講究録. 880. 193-201 (1994)
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[Publications] 大西壮一: "メトリクスによる組み込み型ソフトウエア開発の評価" 情報処理学会研究報告. 94-SE-100. 89-96 (1994)