1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06640568
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
高橋 主衛 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教授 (70252294)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湯元 清文 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教授 (20125686)
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Keywords | 地磁気脈動 / 磁気圏サブストーム / 磁気流体波 |
Research Abstract |
Pi2脈動にともなって、磁力線の横振動がしばしば観測される。これは定性的にはトロイダルモードの固有振動が励起されるためと考えられる。このトロイダルモードが地上のPi2の原因であるとするモデルが提出されている。そこで、トロイダルモードの空間構造とPi2との関連を知るためにKakioka,CCE,GOES5,GOES6のデータを比較した。衛星で同時に観測されるトロイダルモードの振動は開始時刻はほぼ同一であるが、その振動周期は場所に依存することが確認された。すなわち地球に近い衛星が地球から遠い衛星よりも、短い振動周期を観測した。また、CCEにおいて電場と磁場の変動の位相差が90度であることから、磁場振動が定在性のAlfven波に伴う現象であることが確認された。これらの観測結果は磁場振動が理論的に期待されるトロイダルモードの特性と合致することを示している。トロイダルモードはPi2と同時に励起されることがあるにもかかわらず、一般てきにはPi2とは異なった周波数を持つことが確認されたわけである。Pi2は広い緯度範囲で同一の周波数を示す現象なので、トロイダルモードはPi2の直接的な原因とはなりえないと結論される。トロイダルモードを励起する機構としては、サブストームに伴う、衝撃的な磁場の変化、そしてmagnetotailから時々おしよせる、早いプラズマ流によるKelvin-Helmholtz型の不安定が考えられる。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] S.Ohtani,T.Higuchi,A.T.Y.Lui,and K.Takahashi: "Magnetic fluctuations associates with tail current disruption:Fractal analysis" Journal of Geophysical Research. 100. 19,135-19,145 (1995)
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[Publications] K.Takahashi,S.Ohtani.and B.J.Anderson: "Statistical analysis of Pi2 puslations observed by the AMPTE CCE spacecraft in the inner magnetosphere" Journal of Geophysical Research. 100. 21,929-21,941 (1995)