1995 Fiscal Year Annual Research Report
太陽活動に伴う太陽圏外圏プラズマの3次元周期変動の研究
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06640569
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| Research Institution | Shonan Institute of Technology |
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Principal Investigator |
鷲見 治一 湘南工科大学, 工学部, 教授 (60023686)
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| Keywords | 太陽風 / MHD / シミュレーション / 太陽プラズマ / 太陽圏 / 太陽活動 |
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| Research Abstract |
太陽圏外圏の研究は深宇宙空間探査機Pionner 10/11及びVoyager 1/2 が既に冥王星軌道(50天文単位程度)を超え外圏へと刻々と近づきつつあり、観測データも豊富になりつつあることに伴い、国際的に大変活発となっている。本研究では電磁流体力学的(MHD)計算機シミュレーションにより太陽圏外圏のグローバルな3次元MHD構造を明かにし、かつ太陽11年周期活動に伴い外圏がどのような周期変動をするかを明らかにすることを目的として行われた。
最先端の3次元TVD計算機スキームならびに図形表示スキームを用い、以下の基本的に重要なMHDプロセスを明らかにすることが出来た。
1.終端衝撃波とヘリオポ-ズとの間に領域、即ちヘリオシースに半球殻状に磁気壁が存在することを発見した。この磁気壁は惑星間空間トロイダル磁場が太陽風プラズマより内部から外側へと運ばれヘリオシースに集積して出来たものである。
2.この磁気壁により、中・高緯度帯の太陽風プラズマは方向を星間ガス流の下流側へと曲げられる。赤道ディスク帯の太陽風プラズマのみが磁気壁をすり抜けてヘリオポ-ズに達している。
3.この磁気壁をつくるポロイダル電流をはじめとする巨視的な電流系の3次元構造を明かにした。
4.太陽活動11年周期活動に伴う外圏中のプラズマ・磁場・電流の3次元周期変動を明かにした。
これらの結果は国際会議での招待講演で発表され、また論文として出版または印刷中である。
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[Publications] H.Washimi, S.Shibata and M. Mori: "Formation of the ring-like structure in the SN 1987A nebuladue to the magnetic pressure of the foroiclal field." Publ.Astorn. Soc. Japan. 48. 23-28 (1996)
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[Publications] D. Odstrcil and H.Washimi: "Mutual in teraction of the interplanetary shock and interplanetary magnetic Field" 3rd SOHO Workshop Proc. -Solar Dynamics Phenomena and Solar Wincl Conseguences. ESA SP-373. 26-29 (1995)
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[Publications] H. Washimi and T.Tanaka: "3-D magnetic field and current system in the heliosphore" Space Science Review. (to be published). (1996)
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[Publications] 鷲見治一・野沢恵: "MHDシミュレーションによる太陽風の星間ガス相互作用の研究" 太陽地球系エネルギー国際共同研究(STEP)第4回シンポジウム報告. 4. 221-227 (1995)
