1996 Fiscal Year Annual Research Report
国際的対比のための日本の後氷期生層序・気候・植生・地磁気変化の総括
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06640596
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
藤 則雄 金沢大学, 教育学部, 教授 (40019394)
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Keywords | 花粉学 / 完新世 / 後氷期 / 層位学 / 気候変化 / 植生変化 / 地磁気 / 対比 |
Research Abstract |
(1)平成8年度には, a.秋田県八郎潟(現大潟村干拓地)・新潟県糸魚川長者原site,河北潟・金沢下安原海岸Site・宇ノ気気屋Site・小松市八日市地方Site・九頭竜川中流河成段丘・名古屋地域(熱田層etc.)・石垣島海成地形・宮古島海成地形・屋久島海成地形・房総半島南部域等の野外調査の実施 b.日本各地からのdataの集積に基づくchronostratigraphyの結論 c.世界各地の成果との国際的対比とその検討等について実施した。 (2)3ヶ年間の研究の総括 a 日本の各地からの資料により 後氷期のchronostratigraphyの結論 b 日本の各地、八郎潟・五里合・象潟・長者ケ原・河北潟・下安原・気屋・小松・九頭龍川中流域・名古屋港等からの花粉分析・珪藻分析の結果に基づくbiostratigraphyの解析 c 日本の各地からのbiostratigraphyの研究成果に基づくpalaeovegetational changesの解析 d 日本の各地からの花粉分析に基づく研究成果の視点からのpalaeoclimatic changesの解析 (3)今後の研究の展開 a 今回の研究成果を更に整理し、資料を追加してinternational correlationの試案の作成 b 1999年度南アフリカ共和国で開催予定の国際第四紀学会議(INQUA)において発表 c 2000年度中華人民共和国 南京で開催予定の国際花粉学会議(IPC)において発表
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Research Products
(6 results)
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[Publications] FUJI,N.: "Palynological Investigation of the Uozu Submerged Forest in the Hokuriku district,Central Japan" Bull.Fac.Education,Kanazawa Univ.,Natural Sci.45. 45-65 (1996)
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[Publications] 藤則雄・中村尚吾: "秋田県八郎潟堆積物の花粉分析に基づく後氷期の環境解析" 金沢大学教育学部藤研究室専報. III. 1-41 (1996)
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[Publications] 藤則雄: "金沢の弥生時代下安原海岸遺跡の花粉分析に基づく古環境解析" 金沢大学教育学部紀要,自然科学編. 46. 51-705 (1997)
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[Publications] 藤則雄: "宇ノ気縄文中期〜晩期気屋遺跡の花粉分析に基づく古環境解析" 金沢大学教育学部紀要,自然科学編. 46. 71-83 (1997)
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[Publications] 藤則雄: "小松市弥生中期八日市地方遺跡の花粉分析に基づく古環境解析" 金沢大学教育学部紀要,自然科学編. 46. 85-105 (1997)
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[Publications] FUJI,N.: "Comparison of Comprehensive Analyses on the Core from the oldest Lake Baikal,Siberia" Proc.the 9-Internat.Palynology Congress. (印刷中). (1997)