1994 Fiscal Year Annual Research Report
微量サンプルを対象とした高温気相光電子スペクトル測定法の開発
Project/Area Number |
06640666
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Research Institution | Iwaki Meisei University |
Principal Investigator |
勝又 春次 いわき明星大学, 理工学部基礎理学科, 教授 (00002105)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 克美 北陸先端科学技術大学院大学, 教授 (60001674)
山浦 政則 いわき明星大学, 理工学部基礎理学科, 助教授 (30166582)
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Keywords | 紫外光電子分光 / HeI光電子スペクトル / 気相光電子分光 / 高温光電子分光 |
Research Abstract |
本年度の研究目標に即して以下のようにほぼ達成できたと考えている。 1)試料導入系を新たに作成した。標準試料アルゴンの測定からスペクトルの強度、分解能について検討した結果、通常の使用に近い性能を得ることが出来た。 2)試料導入系の銅パイプを改良してイオン化室に近いところに試料室を設置し、かつ、試料室の温度を測定できるようにした。 現在、測定に必要な試料の量、加熱時間について検討中である。 3)測定データである光電子スペクトルをプロッターからレーザープリンター出力に変更して論文作成をし易くした。各種測定データをパソコンに保存してデータバンク化することを考えている。 4)スペクトルの帰属に大切な分子軌道計算を現在の半経験的な計算ソフトであるMOPACから非経験的計算のGAUSSIAN(分子研など)を利用できるようにしたい。インターネットの利用やそのためのパソコン周辺機器を整備している。 5)キラル分子の合成、DNA塩基の誘導体などの測定準備を進めている。
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