1994 Fiscal Year Annual Research Report
葉緑体チラコイド膜酵素,クロロフィラーゼの膜局在部位の決定と発現の調節機構
Project/Area Number |
06640836
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
塩井 祐三 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (70094092)
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Keywords | クロロフィラーゼ / クロロフィル分解 / 植物色素 / クロロフィル / 膜酵素 |
Research Abstract |
クロロフィラーゼの膜局在性と酵素の発現は免疫抗体反応によって行う.そこで,材料としてシロザの抽出液を用いクロロフィラーゼの高度の精製を試みた.精製は種々の方法を検討した結果,ハイドロフォビッククロマトグラフィー後,ヘパリンによるアフィニティクロマトグラフィー、ス-パデックスを用いたゲル濾過によってある程度の回収率で精製されることがわかった.しかし、この程度の精製では純度の点で抗体作製には未だ不十分で,さらに電気泳動後のゲルの切り出しによる精製を考えている.また活性に対してタンパク量は少なく,抗体を作るための量を確保するのに時間が必要であろう. 高度に精製された標品での酵素反応の至適pHは7.1-8.6にあること,クロロフィルaおよびbに対するKmはそれぞれ5.0,2.3μMであることがわかった。また分子量は30-35kDaであることもわかっている。精製の過程でこの酵素がヘパリンに吸着されることからおそらく糖タンパクの可能性が高い.今後はさらに精製を進め,抗体の作製,局在性および発現の検討を行う予定である.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Masuda,T.et al.: "Mechanism of benzyadenine-induced stimulation of the Synthesis of 5-aminolevulinic acid in greening." Plant Cell Physiol.35. 183-188 (1994)
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[Publications] Shioi,Y.et al.: "Breakdown of chlorophylls by soluble poteins extracted from leaves of Chenopodium album" J.Plant Physiology. (印刷中). (1995)