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1995 Fiscal Year Annual Research Report

超音波による界面欠陥の特性評価法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06650499
Research InstitutionKYOTO UNIVERSITY

Principal Investigator

小林 昭一  京都大学, 工学部, 教授 (90025908)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西村 直志  京都大学, 工学部, 助教授 (90127118)
Keywords超音波 / レーザー振動計 / 境界要素逆解析 / 欠陥検出 / ディジタル・データ収録
Research Abstract

標記の課題に対応して以下のことについて研究した.
1)欠陥同定法の研究:時間域境界要素法により界面欠陥を同定するための数値計算法(逆解析法)を研究し,数少ないデータからでも高精度の欠陥同定を可能とする.
2)超音波震動波形の高精度ディジタル収録システムの整備:非接触レーザー振動計とディジタル・オッシロスコープを用いて高精度で超音波震動を計測するシステムを整備する.
3)欠陥モデルを含む試料の震動波形収録と解析:欠陥モデルを含む試料について,超音波を入射した際に発生する(散乱)波動をディジタル収録し,種々の処理方法を検討する.
4)材料の劣化の評価基準の検討:上記によって得た波動データの,スペクトル特性,減衰特性,位相特性などを調べ,特に複合材料の劣化の評価基準を検討する.
得られた主な成果は以下のようである.
1)欠陥同定法の研究:3次元物体内の任意形状平面クラックについて,時間域境界要素法による逆解析法を定式化し,プログラム化した.
2)超音波震動波形の高精度ディジタル収録:上記の機器を用いて,超音波波動に伴う震動を非接触で高精度に評価するシステムを整備した.これにより検出される震動振幅は,1MHzの震動で0.01nm程度までは可能である.
3)欠陥モデルを含む試料の震動波形収録と解析:簡単な形状の欠陥を含むモデルについて,超音波の反射・散乱波動をディジタル収録し,欠陥の同定を行った.また,ディジタル・オッシロスコープ内臓の演算を用いて,パワー・スペクトルも検討した.
4)材料の劣化の評価基準の検討:スペクトル以外の十分なデータを得ておらないので,材料の劣化の評価基準を検討するまでには至っていない.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] S. Kobayashi: "Crack Determination in Time Domain with Collocation BIEM" Computational Mechanics '95(eds. N. S. Atluri et al.). 2862-2867 (1995)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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