• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1994 Fiscal Year Annual Research Report

都市水循環システムの信頼性の評価と向上に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06650608
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

細井 由彦  鳥取大学, 工学部, 教授 (50127859)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 城戸 由能  鳥取大学, 工学部, 助教授 (50224994)
多々納 裕一  鳥取大学, 工学部, 助教授 (20207038)
野田 茂  鳥取大学, 工学部, 助教授 (80135532)
河合 一  鳥取大学, 工学部, 教授 (50026316)
Keywords配水管理 / 渇水対策 / 水循環システム / 水需要 / ネットワーク信頼性
Research Abstract

今年度はそれぞれの研究分担者が水源系,供給系,消費系,排除系等に区分して研究を行った.
水源系,供給系では貯水及び取水から給水にいたる過程におけるシステムの信頼性についての検討を進めている.実際の都市における送配水ネットワークを取り上げ,管路の故障確率と配水池の貯水容量,配水系統の接続を考慮した信頼性の評価を試みた.配水システムの安全性の向上のためには,配水池の貯水容量の増大が有効であるが,その一方で滞留時間の増加は残留塩素の低下につながり,水質の安全性には問題をもたらすことになる.そこで配水池容量と水質の安全性について検討を行い,水質予測指標および配水コントロールと水質との関係について検討を行った.
消費系に関しては今後の水消費量とその変動性を明らかにするために,水使用機器の技術開発をも考慮した水需要構造の検討を進めている.現在水使用機器は種々の節水型等の新製品が開発されてきており,これらの動向をふまえた検討が,精度のよい水需要予測および今後の節水対策を行う上では不可欠である.
さらに長期的に安全な都市水循環システムを形成するためには,水消費構造がエネルギー節約型であることが重要であるとの観点から,家庭への給水,排水コストを考慮した水のライフサイクルエネルギーの検討を行った.
渇水時の最適な給水管理方策を検討するために,一定の取水制限下での渇水被害の大きさは給水制限の方策により規定されるとし,世帯の構成人員や年令構成などの世帯属性が異なれば,世帯における給水条件が等しくとも,個々人が達成可能な厚生水準は世帯間でも異なるとに着目して,取水制限率に対応した効率的で公平な水配分を求めるための給水管理方策の設計方法を提案している.
信頼度の向上をめざしたシステムの維持管理対策を検討する基礎として,有限時間使用するシステムで,取得費用と故障確率の異なる2種類のシステムのいずれかと交換するか,放置するかという選択がある場合の最適更新政策に関する検討を行った.

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 細井由彦: "配水池容量と水質安全性に関する考察" 水道協会雑誌. 64巻3号. 24-33 (1995)

  • [Publications] 多々納裕一: "効率性・公平性を考慮した最適給水管理方策の設計モデル" 水文水資源学会研究発表集. 296-297 (1994)

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi