1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06650640
|
Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
久米 国幹 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (00041525)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有馬 冬樹 鹿児島大学, 工学部, 助手 (60232071)
三谷 勲 鹿児島大学, 工学部, 教授 (70037935)
|
Keywords | 外壁仕上げ材 / 厚塗りモルタル / 赤外線映像装置 / 剥離診断 / 季節と方位 |
Research Abstract |
【赤外線カメラによる剥離診断法の検討】 躯体コンクリート壁体(60×70cm角・7cm厚)の壁面中央部に30cm角の1mmと2mmの浮き(剥離部)を有する仕上げモルタル塗り厚40,50,60mmの6壁体について、夏季における剥離診断が可能なモルタル塗り厚の限界並びに剥離診断が可能な時間帯を東・西・南壁面を対象に検討した結果、下記のことが明らかとなった。 1)東・西・南壁面とも壁面日照開始後の剥離診断が可能になる時間は、モルタル塗り厚が厚く、且つ浮きが大きくなるに従って遅くなる。 [東壁面](40-1):1時間30分後、(40-2):2時間30分後 (50-1):3時間後、(50-2):2時間30分後 (60-1):3時間後、(60-2):3時間30分後 [西壁面](40-1):45分後、(40-2):45分後 (50-1):1時間45分後、(50-2):2時間45分後 (60-1):3時間45分後、(60-2):5時間後 [南壁面](40-1):1時間後、(40-2): (50-1):気温変動が5℃未満の場合は3時間後、同5℃以上の場合は1時間45分後 (60-1):気温変動が5℃未満の場合は剥離判断不可能、同5℃以上の場合は4時間後 2)各方位の壁面における最適診断時間と仕上げモルタル塗り厚の限界 [東壁面]:10時〜11時 60mm [西壁面]:16時〜17時 60mm [南壁面]:12時〜14時 60mm(ただし、気温変動が5℃以上の場合)
|
Research Products
(1 results)